キャンプ中のFC東京を見に都城市に行った。
仕事のついでに足を伸ばしたとは言え、実家のある宮崎でキャンプを張る東京を見にいけたのはラッキー。
しかも折り良くサガン鳥栖との練習試合が行われた。
キャンプを見るのは初めて。そして新体制の東京を見に行くのも今日が初めてであり、楽しみだった。
都城市のグラウンドは霧島連山の見渡せる丘の上にある。
東京のキャンプのために多目的広場の芝をピッチとして張り替えたらしい。
ぽかぽかとした陽気と、都城市初のJリーグチームキャンプとあって
思った以上に多くのお客さんが訪れていた。
地元のサッカーチームの少年たちはめったに見られないプロチームの試合を
前にめいめいが色紙を持って上気した顔で待っている。
地元のおじいちゃんやおばあちゃんなども訪れていて
「どれが平山じゃろかい?」、「あん、でけーとやが」、「まこちでけえねえ」
などと口々に話し合ったりしている。
青赤グッズを身につけた東京サポーターもちらほらといるが、
いつもとは雰囲気の違うのんびりとした試合前である。
東京の布陣は4-2-3-1。
1本目の布陣はGKが塩田。金沢、伊野波の両SBにCBは徳永とルーキー吉本が組む。
今野と福西の最強ボランチコンビに、SHは右に川口、左に梶山。
ルーカスが1.5列目でワンチョペのワントップ。
序盤から積極的に仕掛けてきたのは鳥栖のほうだ。
前線から早いプレスをかけてボールを奪い取り東京陣内でゲームを進める。
東京はボールを持ってもすぐに2,3人に囲まれて奪われてしまう。
時折川口のドリブルを伊野波が追い越してクロスを上げるなどいいところも
見せてはいたが、前線のワンチョペは孤立気味。
ボランチもディフェンスラインに吸収されて中盤からのビルドアップが作れない。
15分過ぎぐらいから一緒に見ていた母や弟が口々に鳥栖のほうが素早いし
一生懸命に走っているなあ、と言い合っている。
連れてきた私にしてみればなんとも分の悪い展開。
「いいよ、じゃ東京が負けたら夕飯ご馳走するよ」とついつい口走る展開。
結局20分過ぎに相次いで失点してしまい、そのまま1本目が終了。
2本目はワンチョペと平山が交代した。
相変わらず東京の動きは悪かったが、平山の体の切れはいいようで
昨年のシーズン中よりもいい動きをしていた。
2本目で梶山のゴールが決まり1点を返すものの、主力組の前半のできの悪さ場ばか目立った。
3本目は見ずに帰ったが、何とか同点に追いついたようだ。
ワンチョペとの連携はまだまだ。報道の通り平山のほうが仕上がりはいいようだ。
FC東京が故郷の宮崎でキャンプをやってくれたことは非常に嬉しい。
夜の地元都城市との交流会には、話題の東国原知事も激励に訪れたそうだ。
これからも宮崎でキャンプを続けて欲しいと思う。