玉山に今冬初雪、4.5センチ積もる
中央気象局は27日、台湾の最高峰である玉山で26日、今冬の初雪が降ったと明らかにした。積雪は4.5センチ。玉山では26日午後5時40分から10時50分まで降雪、27日早朝にも雪は残った。中央気象局では、27日も各地の最低気温は19度から20度と低く、玉山では再び雪が降る可能性があるとしている。
馬総統と蔡主席の差は0.4ポイント
台湾紙『中国時報』が26日発表した次期総統選挙に関する最新の支持率調査によると、馬英九総統は40.7%、蔡英文・民進党主席は40.3%で、その差は0.4ポイントとなり、これまでの同社の調査では最も近づいた。馬総統は下落し、蔡主席は上昇した。馬総統は北部で、蔡主席は南部という図式は変わっていない。中部は馬総統42%、蔡主席37%だった。調査は22~24日の3日間。
総統選に3人、立委選選挙区に269人が立候補届け出
来年1月14日に実施される、総統選挙と立法委員選挙の立候補届け出が25日で締め切られた。国民党の馬英九・総統と、蔡英文・民進党主席、宋楚瑜・親民党主席の3人。今後、2重国籍保有の有無など調査を終えた後、12月16日に正式な候補者名簿を公告される。立委選挙では各選挙区(73議席)に合計269人が立候補した。
三星葱は3倍値上がり、ネギ800キロが盗まれる
宜蘭県産の三星ネギは連日の大雨により、生産量に影響が出ている。市場での平均価格は1キロ40~50元から、120元に値上がったという。上げ幅は3倍にも達した。26日には、今年初めてのネギ窃盗事件も発生した。800キロものネギを盗まれた農民が出た。損失は10万元にも相当する。警察は現在、窃盗犯を追っている。
ハローキティ機の備品を乗客が持ち去る
航空会社のエバーエアは以前から、「ハローキティ」の航空機を作り出している。機内のキティークッションは可愛いため、乗客に持ち去られることが多いという。目的地に到着次第、全てのクッションが一斉に無くなったという珍風景もあった。エバーエアによると、1回しか使用しないものは記念品として乗客に上げられるが、他の備品については道徳心を発揮してほしいという。
台北から金門までのチケットは1488元?!
旧正月休みまであと1カ月以上あるが、旅行業者は旧正月休みの業績アップのため、国内旅行優待割引を数多く出している。今月中にブッキングすれば1000元サービスや、2人目は2000元か2500元サービスなど。遠東航空が実施する来月からの金門サービスチケットは同業者に影響を与えそうだ。台北から金門までの片道料金が2000元以上のチケットは、1500元になるという。
大学3年生が中国で拘留される
台中亞洲大学3年生の陳仕懐さんは12日、1人で飛行機を搭乗して中国・深圳に向った。陳さんは家族に翌日に戻ると言っていたが、2週間も音信不通という。海基会や警察は27日、陳さんが13日に中国から出国する際、数十枚のクレジットカードを所持しているのを中国警察に見つかり、詐欺集団との関係を疑われて拘留されたことを明らかにした。
海外IT企業の仕入れ額でHP社が昨年に続きトップ
資訊工業策進会市場情報センターの調査によると、今年、海外IT企業が台湾から仕入れた電子製品は、米ヒューレット・パッカード(HP)社が昨年に続きトップだったことが分かった。総額は昨年の853億ドルを上回り、902億ドルに達した。台湾での仕入れ額は昨年より約10%増の250億ドルに上るとし、2013年までに300億ドルに達するとの見方を示している。
金馬奨で『セデック・バレ』に最優秀作品賞など
台湾版アカデミー賞といわれる第48回金馬奨授賞式が26日、新竹市で開かれた。原住民のセデック族が起こした抗日蜂起「霧社事件」を描いた台湾映画『賽徳克・巴莱(セデック・バレ)』は11部門にノミネートされていたが、最優秀作品賞、最優秀助演男優賞、最優秀音楽賞、最優秀音響効果賞の受賞に終わった。香港映画『桃姐』の葉徳嫻が最優秀主演女優賞、その相手役で個人的にも母子のような関係の劉徳華が最優秀男優賞、さらのその監督の許鞍華氏が最優秀監督賞受賞と健闘した。
日本のパナソニック、台湾メーカーへの液晶テレビ委託生産増加
日本のパナソニックは来年、台湾メーカーへの委託生産を増やす見込み。同社は数年前に台湾メーカーへの委託生産を計画したが、実現しなかった。
最近の円高、液晶テレビ部門の赤字などで日本企業が相次いで台湾メーカーへ生産を委託しており、東芝、ソニーは委託率が70~80%に達している。一方、パナソニックは今年下半期から台湾の委託先を探し、仁宝電脳(COMPAL)に委託した。
来年分については仁宝電脳のほか、冠捷科技(TPV)に最新機種の生産を委託している。ただし、来年の委託量は400万台近くにとどまる見込み。
台湾が経済予測を大幅引き下げ、景気底打ちは来年、輸出は半減へ
台湾行政院主計処は24日、今年と来年の経済成長率見通しを再び引き下げ、11年を4.51%、12年を4.19%とした。来年の輸出成長率の見通しは今年の半分の5.27%の低水準にとどめた。25日付中国証券報が伝えた。
また主計処は今年10月、景気の底打ちを今年第3四半期と予測していたが、来年第1四半期に遅らせ、来年第1四半期の成長率見通しを2.67%とした。以降、第2四半期は3.64%、第3四半期は4.99%、第4四半期は5.31%に回復するとの見方を示した。
親族に見守られ、女性同士が「結婚式」
台湾南部の高雄市の真愛埠頭で27日、女性同士の「結婚式」が行われ、「新郎」新婦は家族や親戚一同に見守られながら永遠の愛を誓った。
この「結婚式」は、高雄市政府民政局が主催する、同性愛者の権利向上キャンペーンの一環として行われたもの。式には高雄市政府の曽姿雯局長も出席して2人の門出を祝福した。
長老教会の牧師が証人をつとめ、「新郎」新婦はともに、主催側の用意した「愛情証明書」にサインし、これを婚姻届の代わりとした。
交際歴7年という「新郎」と新婦はこれまで、社会の冷たい視線に辛い思いをしたこともあったというが、この日、両家の親族は総出で2人の晴れの日を祝福、市政府のキャンペーンに参加した数百人の列席者の間からは、すすり泣く声ももれ聞こえた。
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馬総統:中国大陸訪問の時機はまだ熟さず
馬英九総統は先ごろ、米ニュース誌「タイム」のインタビューに応じ、両岸の指導者同士が顔を合わせるにはあまりにも時期尚早で、2期目の当選後も中国大陸訪問などの計画は一切ないとの考えを示した。
馬総統は、両岸関係は経済問題からはじめ、政治など困難な議題は後回しにするのが原則だと説明。この原則は国民にも支持されており、両岸の指導者面会の可能性を一切排除するわけではないがいかなるタイムテーブルもなく、来年1月の総統選挙で再選された場合に中国大陸を訪問するといった計画は、現在のところ全くないと強調した。
中国大陸との関係については、両岸交流には当然リスクもあるが、それをいかに低減させ自らの利益を高めるかを国民に訴えることで、両岸交流に疑問を持つ人々を説得したいとしている。
また、これまでに北京側が、両岸関係の改善を示すために台湾に向け配備しているミサイルの撤去などに言及したことはあるかとの質問に対し、馬総統は「一度もない」と回答している。
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