和楽家草紙 (わがやぞうし)

宮崎県都城市のエヴァホーム社長のブログ。
日々の出来事から趣味の話まで色々なことを書き綴っています。

掃気システムの家

2013年03月13日 | 今日の現場

エヴァホームの浅井です。

 今日は、住宅あんしん保証の瑕疵保険、

第三者による躯体中間検査がありました。

もちろん、無事合格です。

 

建築関連の業界誌に、「宮脇檀」という著名な建築家の言葉がありました。

 既に亡くなっている方ですが、住宅建築以外にもいろいろな分野で

 活躍された方の言葉です。


私がプラン作りの時にお客様にいつもお伝えしているのと同じです。


個人の部屋をしっかりと確保することより、

家族と一緒に快適に過ごす工夫をするようにしています。


家をコンパクトにすることは、

家族の気配の分かる、高品質なエコハウスとなり

更に屋外のグリーンスペースも確保でき、

地球環境にも貢献できます。

 

さて、S様邸「光熱費ゼロの家」は屋根工事が昨日終了しました。

屋根のファイバーシングルを貼り始めたところ。


軽くて接着性能が高いので、

強風や風雨にとても強い屋根材と、私は考えています。


さて、「掃気システム」と云う言葉を聞かれたことがありますか。


建物の外周で、

壁の下部の水切りから通した空気を、

壁の通気層で軒下まで運び、

更に、屋根の通気層を使って、屋根のテッペンに通して排気する仕組みです。


一切、機械設備を使わずに

24時間、建物の外周に空気の流れを作り、

木材や断熱材を乾燥させ、夏の熱気を排気します。

ポイントはここ。

屋根のテッペンに開口部が、端から端まで!

ここから、大量の空気が排気されるので

壁と屋根の通気層を流れる風が通常の建物より増大し、

夏涼しく、長持ちする家となります。


もう一つのポイントがこれ!

掃気システムを支える基本は、

しっかりとした、断熱材の厚みと素材と施工となります。


我が社の採用するセルロースファイバーは、

自然素材の断熱材と云う点からも、

この掃気システムに最適の断熱材といえます。


今回の「光熱費ゼロの家」の屋根断熱材の厚さは185mm。

(建物の窓には、樹脂サッシ+Low-e複層ペアガラスを採用)

通常の省エネ等級4の基準と比べて、2倍の厚さです。


今日は大工さんが、屋根の天井下地を作っています。


断熱材を施工する前に、天井の下地を作るのは

セルロースファイバーを平均して吹き込むための準備です。


 



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