グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

米大統領の国務長官解任に思う

2018年03月14日 | 日記
米国トランプ大統領による国務長官ティラーソン氏解任のニュースが世間を騒がせている。
外交方針を巡って両者の間に対立があったことは漏れ聞いていたがここまで決定的なものだとは気が付かなかった。
国務長官といえば我が国の国務大臣と違い米国では最重要閣僚なのだがそれが1年そこそこで交代とはやはり現政権は危険水域にあるといっていいだろう。
今回の解任騒動は大統領、国務長官のどちらがよりダメージが大きいかといえば間違いなく大統領の方が大きいに違いない。
国務長官は元々経済界育ちで実業界でいくらでも存在感を発揮できる。
一方大統領は閣僚の交代が常習化しており政務が安定しない。
おそらく大統領のこの意思決定には相当な「焦り」が作用したものと推察している。
前にも記したことがあるが大統領にとって中間選挙をクリアできるか否か、が大命題だ。
イスラエルの大使館移転も鉄鋼・アルミの輸入制限強化も中間選挙対策の一環と思われるがいかにも荒っぽい。
対北朝鮮政策でも荒技が出てくるのかもしれない。
米大統領の「焦り」に付き合わされるとしたら日本は堪ったものではない。
といって対話重視派の国務長官はもういない。
米大統領をコントロールできないとしたら・・・、心配だねぇ・・・。




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