グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

金融機関の副業容認に思う

2019年09月15日 | 経済
地方の金融機関で職員の副業を容認する動きが出始めている。
まだまだ例外的と言っていいかもしれないがこれは新しいトレンドとして注目している。
金融機関にとって職員の副業は異業種ノウハウ習得に繋がるとともに融資先の人材不足にも貢献できる。
結構ウィン・ウィンの関係になるのではないかと思われる。
無論金融機関の思惑はそれだけではない。
超低金利時代が長引く中で金融機関経営は低迷し職員余りも想定される。
そんな中で副業容認はどこかで職員流動化の期待もあるのではないかと思料している。
つまり副業容認は職員にとっていいことばかりではないということだ。
しかし社会全体、トータルで見ればこのシャッフルは望ましい方向なのだろう。
さらに言えばこれは地方の金融機関だけに限った話ではない。
近い将来あらゆる業種で似たような傾向が広がるのではないか。
特にホワイトカラー分野は原則副業OKという状況になるのではないか、と考えている。
その代わり「(会社や組織では全て面倒を見られないから)後はよろしく」ということだ。