グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

日本航空の社長交代に思う

2012年02月16日 | 日記
経営再建中の日本航空(JAL)に社長交代があったが新社長がパイロット出身であることに話題が集まっている。
いうまでもなくパイロットは高度な技能と判断力が求められ専門的に育成されることが多いが、反面企業の経営能力を鍛える機会は十分ではないかもしれない。
まして日本航空はかっての運輸省(ちょっと古いか?)幹部やいわゆる人事労務屋が経営を担ってきただけに新社長の舵取りを危惧する向きもあるかもしれない。
しかし機長職も社長職も本質のところ、すなわち常に全体を目配りし持てるリソースを最大限に生かし遅滞なく果断な行動を実践するという点で共通するところも多いはずだ。
さらに新社長が現場出身者ということでライン部門従事者のモラールアップも期待できよう。
是非とも新社長には就任挨拶にもあったように日本航空をいち早く上昇段階から水平飛行に(いかにもパイロット出身者らしい表現だ)誘導していってもらいたいものだ、政治力に頼らない、また外部からの圧力に翻弄されることのない経営を実現しつつ・・・。