『ホッグ連続殺人』 ウィリアム・L. デアンドリア ☆★
子供の頃に斜め読みして「つまらない小説だなあ」と思ったのだが、傑作という評判を時々聞くので、この歳になってあらためて読み返してみた。そしたら、やっぱりつまらなかった。アメリカ探偵作家クラブ賞とやらをもらっているらしいが、「なんでだよ!?」と問い詰めたい気分である。
主要な不満は二つある。まず、最初の方をちょっと読んだ時点で全体の仕掛けを真っ先に思いつくということ。ちょっとミステリを読んだ人ならこの疑いを持たないはずはない。が、多少煙幕が張ってあることと、まさかそんなくだらない話じゃないだろうという思い込みもあって、そのまま読み続ける。で、最後まで読んで、結局それが真相だったと知った時のこの驚き。
それともう一つは、そもそもそんな肝心なことを確認しない警察のアホさ加減である。いくら何でもあり得ない。まあ最初の事件はいいとしよう、例のトリックもあるし。が、二個目と三個目はどうなんだ。あれを鵜呑みにする警察ってどうよ。それにメイントリックだけじゃなく、犯人も途中で目星がつく。あんまり隠そうともしていないようだ。
ついでに言うと、一個目のトリックの欠点には解説でも触れてある。大したことじゃないみたいな書き方をしてあるが、充分まずいと思うぞ、それは。
それにしてもこれが傑作だと言われているとは七不思議の一つである。基本的にバカミスと言っていいと思う。バカミス・ファン以外読む必要なし。
子供の頃に斜め読みして「つまらない小説だなあ」と思ったのだが、傑作という評判を時々聞くので、この歳になってあらためて読み返してみた。そしたら、やっぱりつまらなかった。アメリカ探偵作家クラブ賞とやらをもらっているらしいが、「なんでだよ!?」と問い詰めたい気分である。
主要な不満は二つある。まず、最初の方をちょっと読んだ時点で全体の仕掛けを真っ先に思いつくということ。ちょっとミステリを読んだ人ならこの疑いを持たないはずはない。が、多少煙幕が張ってあることと、まさかそんなくだらない話じゃないだろうという思い込みもあって、そのまま読み続ける。で、最後まで読んで、結局それが真相だったと知った時のこの驚き。
それともう一つは、そもそもそんな肝心なことを確認しない警察のアホさ加減である。いくら何でもあり得ない。まあ最初の事件はいいとしよう、例のトリックもあるし。が、二個目と三個目はどうなんだ。あれを鵜呑みにする警察ってどうよ。それにメイントリックだけじゃなく、犯人も途中で目星がつく。あんまり隠そうともしていないようだ。
ついでに言うと、一個目のトリックの欠点には解説でも触れてある。大したことじゃないみたいな書き方をしてあるが、充分まずいと思うぞ、それは。
それにしてもこれが傑作だと言われているとは七不思議の一つである。基本的にバカミスと言っていいと思う。バカミス・ファン以外読む必要なし。
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