アンナ・カレーニナ(その2) 2011-01-25 20:44:25 | 本 (前回の続き) これもクンデラが書いていることの紹介になるが、この小説は列車事故で始まり列車事故で終わるというシンメトリックな構成になっている。この構成美を人は小説ならではの人工性、つくりごとと思うかも知れないが、それは間違っている、とクンデラは言う。なぜならば人生はまさにそのように構成されているからであり、人は小説の人工性を非難するのではなく、そのようなシンメトリーを人生の中に見ず、発見でき . . . 本文を読む