不運な女 2010-03-21 15:43:05 | 本 『不運な女』 リチャード・ブローティガン ☆☆☆☆☆ 以前さっと斜め読みしただけだった『不運な女』を再読。いつもにもまして淡々としたとりとめのない作品で、初読時はあまり印象に残っていなかったが、今回じっくり読んで見事な小説だと認識を改めた。これはブローティガンの死後に発見された原稿で、評価は割れているらしい。それは良く分かる。酒にたとえれば端麗きわまりない、ほとんど真水に近いような味わいの . . . 本文を読む