残酷物語 2009-07-12 08:30:37 | 本 『残酷物語』 ヴィリエ・ド・リラダン ☆☆☆☆☆ リラダンの『残酷物語』を久しぶりに再読。私が持っているのは随分前に古本で入手した筑摩書房版である。 リラダンはご存知の通りポー、ボードレールの絢爛たる幻想と神秘、華麗なる象徴主義の継承者で、本書に収録された27篇の短篇小説と1篇の詩はそのきらびやかな人工世界の魅力をあますところなく伝えてくれる。着想、奇想も見事だけれども、まあとにかく華 . . . 本文を読む