沼田市郊外、四釜川の渓谷沿いにある薄根の大桑。 樹齢1500年と説明板に記載がある。 時代の変遷を年輪に刻みこんだこの迫力。
夕食後の散歩。雨の心配がなければ1時間ほど夜の街を散歩する。駅近の我が家
からはいろいろなコースが選択できる。 半分は田のカエルの鳴き声を聞きながら、
半分は東口の近くを。 この時間サラリーマンが東京から疲れた身体で家路を急ぐ。
スマホを片手に急ぎ足で家に向かう人、ヤマダ電機前の広場で缶ビールを飲
みながら今日の仕事からの開放感にしたっている人。 私にもそんな時代があった。
懐かしく思いながら明日も頑張ろう、と心で声援をおくる。
一日中本を読んでいると空想の世界の中に浸りきってしまう。 空想の世界から現実
の世界に戻ることは重要なこと。
照明が蛍光灯からLEDに変わりつつあることは承知していた。 散歩の途中街路灯
がLEDに変わったことにふと気がつく。 確かに夜道が明るくなった。 多くの女性に
とり夜道は怖いもの。 夜の闇は女性には魔物。 本能的に怖いもののようだ。 男
は都市部ならば、闇はそれほどとは思わないが。
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20年ほど昔、裏妙義の山中で単独野営をしたことがあった。 何を好んで行ったの
か記憶はおぼろになったが怖かった。 山中の夜の闇は全くものが見えない。鼻の
先を何かが飛んでも全く解らない。 川原の流木を集めて焚き火をした。 焚き火の
明かりは半径5mくらいは届くがその先は漆黒の闇。 周囲の闇から何かが焚き火
の明かりを求めて襲い掛かってくるような雰囲気。 闇の中から私は良く見えるだろう
が、こちらからは闇の中に何が潜んでいるのか全くわからない。 とにかく怖かった。
闇に対する本能的な恐怖を味わった。
山での道に迷った人が、少しでも山から降りようと沢筋に迷い込み、一晩をあかした
ときはこんな恐怖感を抱くのだろうと思う。 月明かりや星明りという言葉が都会では
死語になってしまって久しい。 星の僅かな瞬きも闇に取り残された人間にとっては
ありがたい明かりなんだ・・・・・
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集団的自衛権容認の可否論議につき、公明党を見直した。 民主党の低迷で本来もっと与野
党間での討議があるべきと思ったがむなしかった。 私は容認可と考えているが、簡単に決め
るべき問題ではないと思っていた。 公明党の果たした役割は評価できる。
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