物欲大王

忘れないために。

たかのてるこ著「モロッコで断食(ラマダーン)」

2012年03月23日 16時42分19秒 | 読書、書評
学生生活最後の一人旅に出発した著者。
旅先はモロッコ王国。アフリカ半島のイスラムの国である。
ある日バスに乗り、食事を摂ろうとすると周りの乗客からの痛い視線。
実は、ラマダーンというイベント(?)が始まったばかりなのである。
ラマダーンとは、いわゆる「断食」の事。
日の出から日没まで、何も口にしてはいけないのだ。
腹は減っているが、好奇心旺盛な著者はラマダーンに「参加」してみることに。

やがて、一人の現地男性と出会い、彼のふるさとへ行くことになるのだが、
そこからが面白い。紀行本なのに壮大なラブストーリー。
ページをめくる手が止まらない。どうなる、この恋の行方は?
最後に事件が起きるのだが、こんなドラマみたいな事が本当にあるのだろうか?
とにかく面白かった。
評価6★★★★★★(5段階)

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