押してくる相手の腕をきめる。

2015年3月　宮城県仙台にて講習会を開催しました。

まったくの初心者の方から、5年以上練習されている方まで
多くの方のご参加があり感謝いたしております。

毎回テーマは特にないのですが、この場では”提手上勢”ていしゅじょうせい”手揮琵琶”びわしきの用法を説明しています。

相手が四正推手の折、押してきた時を見計らって、捋(luo)通称りーを掛け
手首と肘をきめてしまいます。

太極拳の推手では使用頻度が比較的高く、加減もできるため使いやすいと思います。
また、この技をわざとかわさせて別の変化に持っていくということも可能です。

太極拳推手では四正推手を回しているだけでこの技法の回避と使用をすでに練習しています。
ですので、今回仙台では上手いタイミングのコツを伝授しました。

するすると出来るようになったでしょうか。
太極拳は戦えるようになるのにどうしても時間がかかってしまいます。
練習を楽しんで長くするためにも推手を是非練習してください。

太極拳推手倶楽部
呉式太極拳六代目伝人

江口　博