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勝海舟の生き方ー天涯孤独の人生

2018-04-05 19:16:04 | 日記
「勝っつぁんの時勢にたいする処し方を、ごく今日的に考えてみればー。体制のなかにいながら、その体制をぶっこわし、体制の枠を越えてずっと先を見通している。そしてその行動は、とうてい他人には理解できるものではなかったと思わざるをえない。伝統的な主君への忠誠の観念からすれば、畢竟、海舟は裏切り者であり、天皇にたいする新しい忠誠の立場からすれば、文句なしにかれは仇敵でしかない。そのどちらへも勝っつぁんの帰るべき場所はないのである。それゆえに海舟は天下独往していくことになるし、宙吊りの孤独に堪えねばならないのである。そのことにたいして説明のしようもない。要すれば、自分の行動自体で自分の哲学や歴史観やらを証明してみせるよりほかはなかった」(半藤一利「それからの海舟」より)
「聖断」や「日本でいちばん長い日」など太平洋戦争の小説を数多く書かれる作家・半藤一利氏らしい勝海舟評価です。ご自身勝海舟の大ファンで「幕末史」や「もう一つの『幕末史』」なども書かれています。私はこの半藤一利氏の言葉が一番勝海舟の生き方を表していると思います。勝海舟ーその天涯孤独の人生ー天涯孤独と言葉で表わすほど簡単なことではないですが、その生き方は、どこにいても周りは敵だらけーしかし世のため人のために、当世の人には理解できない先を見据えた行動をとります。自分自身の哲学や歴史観を自分の行動で示していくのです。また一つ勝海舟に惚れ込み近づきえない生き方に、ほんの少し、ほんの一歩、近づけたらと思う今日この頃です。
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