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白血病ウイルス(HTLV-1)シンポに参加して

2011-01-16 19:17:24 | 日記
昨年、菅総理大臣が白血病ウイルス(HTLV-1)の特命対策チームを作ってニュースになりましたが、今日、この問題のシンポジウムが北区赤羽の赤羽会館ホールで行われ参加してきました。白血病ウイルスについてはそんなに知識はありませんでしたが、このウイルスは母乳で感染するということでキャリアのお母さんが差別・偏見などで苦しんでいるという話を聞いたことがあり、薬害エイズや薬害肝炎に関わってきてキャリアの人々の苦しみを聞いてきた私は、新聞記事を見てシンポジウムに足を運びました。
白血病ウイルスは南九州に多いということで20年前は風土病として厚生労働省もあまり対策がとられなかったそうですが、現在、日本には100万人以上もいるといわれているそうです。感染経路が母乳が多いということで母乳を赤ちゃんにあげられないお母さんが悩んでいるということで、本日のシンポジウムにもキャリアのお母さんがシンポジストとしてキャリアの苦しみを述べられていました。白血病ウイルス自体の医師の理解も専門医以外はまだまだで、病気について相談したりする人が少なく日常生活でもどうしたらよいか悩んでおられました。
エイズでも肝炎でもキャリアの人は、感染症ということで就職や結婚などで差別を受けたりして悩んでおられます。病気に対する理解は、医学的な頭の理解だけではなく人としてお互いに理解し合って生きる分かち合いの精神が必要です。今日のシンポジウムでもあらためてウイルスキャリアに対する社会の理解はまだまだであるということを痛感しました。
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