幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「『こころ』を健康にする本 くじけないで生きるヒント」大野裕著 ”自分で自分を幸せにする”

2018-12-17 03:47:47 | 本の紹介
・あるスクールカウンセラーから、荒れた中学校が、教師や保護者の努力で立ち直ったという話を聞いた。道徳と総合学習の時間に、教員とカウンセラーが、ライフスキル注)と呼ばれる授業を行った。ライオンズクラブが開発したプログラムで、私の専門にしている認知療法に似ている。

・思春期は8時間前後の睡眠が必要だ。試験的に登校時間を30分遅らせた米国の学校では、生徒の睡眠時間が延びた。抑うつ感が改善し、集中力が高まったという。

・「きみいろ(君色)の会」摂食障害の人の親の集まり
 母親は今の母親のままの色でよい、という意味だ。自分も自分の色を大事にしたいという意味でもあるのだろう。

・「エンジェルワールド〜ノリ語集〜」(ありがとう、いいねなど)と「デビルノート〜ノリません語集〜」(あんたね、いわけが多いのよ、うさいなど)

・机の上に、机よりも広いガラス板が張られていて、反対側にいる母親が声をかけると、赤ん坊がガラス板の上をはって母親に近づいていくが、机の端まで来ると、赤ん坊ははうのをやめる。ガラスいたは母親が立っているところまであり、先に進んでも落ちなのだが、机が途切れて崖(クリフ)のように見えるために、赤ん坊はそこではうのをやめて母親の方を見るのだ。そのときに、母親が安心した雰囲気で優しく声をかけると、赤ん坊はガラスの上を伝わって母親のところまでやってくる。ところが、心配しているような声で話しかけると、赤ん坊はそれ以上進まなくなる。この実験からも声の音調の心への影響がわかる。

・「ソクラテス的問答」
 一方的に教え込むようなことはせず、質問をしていったという。弟子が質問について考え、答えていくうちに大事なことに気づいていく。そのプロセスを大事にしたというのだ。

・親しい人と手を握るとポジティブな感情が高まるのを研究で実証したという(ジェームズ・コーン米バージニア大学准教授)

・こころの健康には次の3つが大きな役割を果たしている。
(リチャード・ライアン博士)
1)自主的に考え行動する自律性
2)自分にはできるという自信
3)他の人とのふれあい(関係性)
 この中でも関係性が一番大切で、特に人のために何かをする体験がこころの健康に良い影響を与えると話していた。情けは人のためならずということわざが、こころの健康にもあてはまることが科学的に示されつつある。

・「あ・と・で」
 ・焦らない/焦らせない
 ・特別扱いしない
 ・できることと、できないことをはっきりさせる

・ナン(尼僧)・スタディ
 修道院で生活している尼僧が書いた日記の内容を長年にわたって調べた研究で、プラスの内容が多い日記を書いた尼僧は、そうでない尼僧に比べると病気にかかる割合が低く、長生きしていたという結果が得られている。修道院の生活は皆同じだ。集団で生活しているから、起床時間も就寝時間も、食べるものも、おそらくは活動量も、そんなに違いはない。だとすると、生活習慣が病気や寿命に影響を与えている可能性は低い。おそらく、現実をどのように見ているか、それぞれの人の心の状態が体の状態に影響を与えたのだろう。

・これから先に何が起きるかは誰にもわからない。決めつけないで、いま自分にできることを確実にしていれば、予想外に良いことが起きる。

・気持ちの切り替えは、散歩のような、日常的な行動をちょっと工夫することで可能になることがある。

・ストレスを感じたときに役立つ4ステップ対処法
1)変調に気づく
2)一息入れる
3)考えを振り返る(現実に目を向ける)
4)期待する現実に近づく

・実際の現実と希望する現実を意識する

・問題を解決する
 ・できるだけ具体的な問題を選ぶ
 ・できるだけ多くの解決法を考える
 ・それぞれの解決法の長所と短所を比較検討する
 ・ひとつの解決法を選んで準備し実行する
 ・その結果を見て次にどうすべきかを考える

・解決策を考えていくときに意識すると良いのが、
 「数の法則」;できるだけ多く考えてみる
 「判断延期の法則」;解決策が良いかどうか、役に立つかどうかの判断を先延ばしにする。

・コラムを使う方法は効果的な対処法のひとつだ。
 ・気持ちが動揺した場面を書き出す。その時感じた気持ちや考えも記す。
 ・自分の考えがどの程度、現実に沿ったものか、振り返るようにする。

感想
自分を幸せにする技法もあるように思います。
それを学ぶことも必要に思いました。

幸せは自分が決めると言われています。
でも、幸せに思えないことを思えと言われてもなかなか難しいです。
幸せを導く考え方・行動があるように思います。
それを実践できるかどうかが大きいように思いました。

注)ライフスキル
http://lionsquest-japan.org/material/elementaryschool/
小学生版

<理念・考え方>
 家庭と学校が手を結び、子どもたちを育てる
<4つのテーマ>
 自己規律・責任感・意思決定・他者の尊重
<主な対象>
 小学校1~5年生

http://lionsquest-japan.org/material/puberty/
思春期版

<理念・考え方>
若者につけたい9つのスキル
 ・自己規律、責任感、自信の形成
 ・効果的なコミュニケーション
 ・感情の上手な表現
 ・家族や友人とのよい関係の強化
 ・問題解決や好ましい意思決定
 ・仲間からの悪い誘いの拒絶
 ・批判的思考力
 ・目標設定と計画的な実施
 ・積極的な社会参画と他の人のために活動すること
<主な対象>
 小学校高学年~中学生・高校生


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