幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「教員のメンタルヘルス 先生のこころが崩れないためのヒント」大石智著 ”セルフメンタルケアが大切!”

2021-10-21 00:18:50 | 本の紹介
・教員の労働時間は長い(2018年;1日)
 ・小学校の教員 11時間15分(平日)   1時間7分(土日)
 ・中学校の教員 11時間32分(平日)   3時間22分(土日)

・学校を訪問し、面談を重ねる中でまず感じたのは、教員自身が学校や教員という職業の特性を知らないことが多いということでした。メンタルヘルス不調を予防する、不調となっても悪化しないようにするためには、まずはセルフケアの意識が求められます。セルフケアを有効なものにするためには、自分自身の特性を知ることが大切です。

・休憩場所がないという職場の特殊性
・自分を尊重しなさ過ぎる雰囲気
 自分を卑下して過度に謙遜している様子を感じること多くありました。
・労働時間をモニタリングする意識が低いということ

・教員という職業の特殊性;感情労働であること
 肉体や頭脳だけではなく、感情の抑制、緊張、忍耐が求められる労働であるとされています。
 働く上で感情を調節することが必須になる労働といえます。
・「選んだ職業は感情労働だった」と認識するということ

・教員のメンタルヘルス
 ・一次予防
  教員がメンタルヘルス不調になることを未然に防ぐことです。
 ・二次予防
  休職を要しない程度の不調がある教員です。不調の改善と休職事例かの防止です。
 ・三次予防
  休職した教員の円滑な復職と復職後の再休職防止です。

・セルフケアを意識する
 ・身体の疲労をコントロールする
 ・労働特性、労働環境の特徴を心得ておく
 ・ハイリスクな時期を知っておく
 ・自分自身の疲労のサインを知っておく
 ・疲労のサインに気づいたら
 ・セルフケアに認知行動療法を取り入れる

・校長から教育委員会に相談があった際には、教員の不調を察知し、早めの連絡をした校長の姿勢に対して「忙しい中、早めに連絡・相談いただきありがとうございます」と、好意的な評価を伝えましょう。

・「死にたい」と打ち明けられた時に心がけたいこと
 ・知っておきたい基礎知識
  ・「死にたい」と打ち明けられることの意味
  ・「死にたい」と打ち明けられる前に気づけることも大切
  ・自殺について話題にすることを恐れる必要はない
 ・職場でできる初期対応
  ・信頼感の構築、傾聴、情報収集
  ・情報を集める時に気をつけたいこと
   『もしも「死にたい」と言われたら、自殺のリスクの評価と対応』松本俊彦著
  ・具体的な支援

・『トラウマインフォームドケア“問題行動”を捉えなおす援助の視点』野坂祐子著
 トラウマインフォームドケア;トラウマの知識をもち、理解を深め対応すること

感想
先生の仕事は”感情労働”だそうです。
確かに子どもとは感情のぶつかり合い。
保護者とも感情のもつれが生まれがちです。
モンスターピアレントという存在もあります。

優しい人ほどメンタルを病むように感じています。
相手の気持ちを考えすぎたり、悪く思われたくない、出来たら良い人と思われたいと思って行動します。
そんな人はもう充分優しいので、過度に相手の気持ちを気にされなくても良いのですが。
人を傷つけていても、傷つけているという意識もない人が平気でいる場合を見かけます。

メンタルに関してはセルフカウンセリングの技法を身につけることが必要なんだと思います。

「スクールカウンセリングのこれから」石隈利紀/家近早苗共著 ”生きる力を持つための教育も必要”

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