平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

春の試聴会

2019-03-13 21:24:12 | スピーカー工作
をレポートしたいところですが、参加者の写真がないと一歩も進めない状態なので、さっさと写真だけでも日記にアップ汁 ヽ(`Д´)ノプンプン

ということで、アップされた画像を掲載しつつ、更に追加していきます (;^ω^)


コスモスとバラとブーケ

今回は結婚式と重ねたので、試聴会もある意図が隠されていました。それは新婦が生まれた時代以降のCD(和製ポップス)を聴くこと。また、古臭いユニットで、昭和の良さを再確認することにありました (^ω^)

スピーカーは新しい方が良いと皆さんは思うでしょうけど、実はスピーカーの歴史は退化の歴史でもあったのです。というのも、磁気歪の少ないアルニコマグネットが高騰し、メーカーは泣く泣く音の悪いフェライト・マグネットに移行したからです。世界的に有名なJBLも例外ではありませんでした。

音の悪いフェライトマグネットにも長所はあります。重量が重いとか、設計が楽でパワーがガンガン入るとか。対して、アルニコマグネットを使用したスピーカーは、パワーが入らず、大音量再生には不向きでした。その代わり、繊細で歪が少なく聞き疲れがしないというメリットがあった。でも、オーディオメーカーのカタログの耐入力という項目は素人ファンを騙して惹きつけたのです (ToT)

また、今回使った古いユニットには別の長所もあります。それはエッジがコーン紙と一体ということです。コーン中心はボイスコイルのボビンに直結していますが、問題は終りの部分です。ボイスコイルから出た音は、コーンの端でコーンを支えるエッジにぶつかります。この時に、コーンに貼ってあるエッジで反射を起こして歪(ひずみ)を発生させるのです。

スピーカーのエッジはないのが理想。理想が無理なら、できるだけ歪が発生しないように、ボイスコイルからの振動を外に逃すのが良い。だから、コーン紙と一体型の古いユニットにはメリットが多いのです。少なくともエッジでの反射はないですから。しかも、一体型は波型のコルゲーションエッジを採用しているので、リニアリティ(直線性)にも優れている。

下の図の黄色いコーン紙のユニットは、最新型のケブラーを使用したものでエッジも分厚いゴム製。ケブラーはハサミでも切れない強靭さを持っていますが、繊維が解けないのでエージングに時間が数十年も掛かる。コーン紙分離型エッジは、クロス(布)エッジにゴム含浸が良いが紫外線に弱くて硬化する欠点がある。


上の三菱のアルニコマグネット使用20センチウーファーはコーンと波型エッジが一体
サンヨーのコーン紙と紙質が似ている


分厚いゴムエッジも音を鈍くする。作った読者は大味な音に感じていたと思いますが、それはケブラーと分厚いエッジの宿命なのです。パワーがいくらでも入りガンガン鳴りますと謳い文句で、ヤフオクで騙して売りつけるのが最良かも (^m^;)


一番外が正体不明のサンヨーの16センチ・アルニコマグネット・フルレンジ使用バスレフ
アルニコマグネット使用スピーカーはキャビっネットも概して大きくなる
最高域が伸びていないけど聴き疲れしない自然な音でよかった (^o^)v
その内はミカエルの幅を狭くしてFE88ES向けにしたもの
点音源のケルビムに比べて平凡かな



ワインボトルスピーカー
白いのが白ワイン、紫のが赤ワイン
Fostex ドームツイーター PT20K+1μFフィルムコンデンサー
Fostex 10cmウーファー FK10W



コルクを貼った赤ワインのキャップは文字通り外れる (~_~;)
音はそこそこなんだけどサンヨーのアルニコマグネットに比べて少し刺々しい
コメント (12)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする