北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

階段

2005年10月21日 | 匠の知恵
 住まいの中で危ない所のひとつに「階段」があります。
階段から転げ落ちると大変なことになってしまいます。
とても危険な場所です。
 スペースがあれば折れ曲がり(踊り場のある)階段がまだ安全です。
そして、平成12年の建築基準法の改正で階段に手すりの設置が
義務付けられたので、昇り降りしやすくなってきています。
 しかし、足元の滑りを止める部材になかなか良い物がありません。
そこで、階段の踏み板に溝を掘り、ビルなどの階段で使っている
ノンスリップ金物のゴムをはめ込んだ滑り止めを作ってみました。
大工さんの手間は大変ですが、足にも馴染んで安心して階段を
昇り降りできます。

コンセント

2005年10月20日 | 匠の知恵
 一般的にコンセントの高さは、床から30cmが標準と言われています。
物の陰に隠れて目立たない高さでスッキリと壁を見せるのが良しとされています。
 しかし、今回は、スイッチと同じ高さで1m15cmにしました。
こちらのお宅の奥様は、電化製品を使わないときにはスイッチをOFFにするのは勿論、
コンセントから差込を抜いて省エネに頑張っています。
毎回ですから、抜き差しがし易い高さが便利です。
今迄は、物の陰に隠れている差込を、腰をかがめて腕を伸ばし窮屈な姿勢で行っていたそうです。
スイッチを押すようにコンセントから抜き差しできるので、楽チンと喜んでくれています。
 自分の住まいですから、日々の暮らしに合った高さがそのお宅の標準と言えます。

クマゲラのご挨拶

2005年10月19日 | カラマツ住宅
先日引越したばかりのMさん。
コンコン音がするので、玄関へ。
ドアを開けても誰もいない。
また、コンコンと規則正しい音がする。
外に出て、家の周りを見ると壁に穴が!!

クマゲラがやってきたようです。
近所のお宅も以前訪問されたとか。
今度はMさん宅が遊び相手にされたようです。
穴も直径5cmほどになってしまいました。
しばらくはクマゲラに付き合わねばなりません。
近くにたくさん樹木があるというのに・・・

紅葉のニセコ

2005年10月16日 | 景色
ニセコの紅葉を見てきました。
昆布温泉郷を通り岩内に抜けるニセコパノラマラインで
久々の山越えです。
神仙沼を歩き、雪秩父の温泉に入り、岩内でお寿司の計画が、
神仙沼の展望台の駐車場からあふれた車の列を見てビックリです。
上下200mも道路駐車してたでしょうか、
お巡りさんが交通整理している状態では、
神仙沼も人で溢れ返って紅葉どころではないと
車から景色を見ながら帰ってきました。
今度はゆっくり来ましょう。

傾斜地に建つ家

2005年10月11日 | カラマツ住宅
5月に着工していた「傾斜地に建つ家」が完成。
今日、引き渡しをしました。
柱・梁などの構造材は、地元羊蹄山麓のカラマツ材です。
外壁の下見板は、道南スギを使っています。
南面のテラスから羊蹄山が見えますが、
もう少し天気の良い日に写真を撮りたいと思っています。
オーナーさんは今日初めてのお泊りとなります。
さて、どんな感じでしょうか?