北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

新しい総合計画

2007年08月02日 | まちづくり
後志支庁で北海道の「新しい総合計画」に対する地域意見交換会が開催されました。



当初、平日の昼間で告知も余りされていなかったので、参加者が少ないという予想であったが、大勢の人が参集していました。
まず、130ページにもおよぶ新しい総合計画(案)の説明がありました。
計画立案の流れ或いは冊子の構成の説明が主で、これから10年○○な目標を持って▲▲に行って行きたい。といった、意気込みが感じられず、1時間の短い説明でありながら、淡々と進められてしまった。
現在、町でも新しい総合計画を策定中であるけれど、往々にして総花的でバラ色の未来があるような錯覚を受けてしまう。
しかし、現実には高度成長期が終わった現状では、少子高齢化・自由貿易・地球温暖化など課題のほうが多く、見通しはとても厳しい。

説明終了後、質疑に入ると、支庁再編・後志支庁存続の意見が随分多かった。発言者、全てが支庁の話を取り上げた。道の担当者の話は、9月の道議会に支庁再編成の案が提示される、とのことで目新しい情報は出てこなかった。というより、現状では、話せないのであろう。
そんなことで、新しい総合計画に関する意見は、殆んどなかった。しかしながら、今後の計画は、地域の仕組み(支庁の存続)を念頭に議論しないことには、組立てられないと思う。この、新計画は、来年からスタートするが、支庁問題は、後半年でスンナリ方向性が出るとは思えないので、案外、当初の計画は、現体制で考えた方がよいのかもしれない。(甘い考えだろうか?)

新しい総合計画(案)は、「人と地域が輝き、世界にはばたく、環境と経済が調和する北海道」を目指すことになる。そのために、
「世界に躍進する産業」を展開し、「ゆとりと安心のある暮らし」を送りながら「個性と活力に満ちた地域」にしましょう。
ということである。
現状の諸問題に取組み、攻めの姿勢が中心のように感じられるが、コンサドーレが1位をキープしているのは、守りの徹底があればこそで、守りの強化にも力を入れなければならないと考えるがどうであろうか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。