北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

ふるさと雇用再生

2009年04月21日 | まちづくり
 第3回臨時議会が招集され、5800万円の一般会計補正予算が追加されました。
内容は「ふるさと雇用再生特別対策事業」に4827万円、「緊急雇用創出推進事業」に973万円が盛り込まれました。国の緊急雇用対策の交付金事業です。
 「緊急雇用創出推進事業」は、離職を余儀なくされた方々のための次の雇用までのつなぎの雇用機会の支援を目的としており、6ヶ月未満の就業期間で農業(花園牧場の整備等)・林業(町有林の整備他)・観光(フットパスの新設整備等)・教育(風土館資料整備等)の4部門で10名ほどの雇用が確保されます。
 また、「ふるさと雇用再生特別対策事業」は、1年以上の雇用を対象に地域のニーズや地域の発展が見込まれるもので継続性のある事業に対する交付金事業で、町では観光振興に特化した事業が提案されました。
3月に策定された「倶知安町観光振興基本計画」に掲げられている事業の一部で「アンテナショップ新設」と「各国商品開発及び観光ガイド育成」です。両事業で14名の雇用が創出されます。
「アンテナショップ新設」は、町の特産品や農産物の販売や観光案内を目的としており、住民の要望が多い「道の駅」的な役割を担うことになります。事業運営団体は、ようてい農協・商工会議所・商店連合会・観光協会・NPOのWAO・青年団体協議会などによる新規の協議会が受け持つ予定だそうです。また、「各国商品開発及び観光ガイド育成」では、自然ガイドや多言語ガイドの育成が中心で通年型の滞在型観光メニューの創出に繋がることが期待されます。
いずれの事業も3年間継続して行われる予定ですが、是非とも、恒久的な事業継続を目指し、ニセコ・ようていの観光の目玉となるように頑張ってもらいたいものです。

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