北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

3定 一般質問

2007年09月18日 | まちづくり
敬老の日が終わり、第3回定例会の一般質問が始まりました。
今回は14人の議員から45件の質問通告が提出されています。
今日から3日間の予定で一般質問が行われます。
そして、私の順番は1番目となっています。
会派が順送りに行うので、今回は我が会派が1番で、その中の議員番号の若い私が1番バッターとなった訳です。
前回5件の質問で再質問以降密度が薄くなったような気がしたので、この度の質問は3件を予定していましたが、結局4件になってしまいました。
 1問目は、7・8月に行われた「まちづくり懇談会」の成果と課題についてです。
何度か懇談会に参加したのですが、町民の皆さんの参加が少なかったので、その辺の工夫が必要ではないかといったこととこの住民との対話はいつまでも継続してほしいというお願いです。6月の質問と関連性があるのですが、住民参加、住民との協働には、仕組みを作らないと声掛けだけではうまくいかないと思うからです。
 町としても参加者が少なかったことは反省しており、テーマを絞りながら行なうなど運営方法などの見直しを行うとのことでした。仕組みづくりまではまだ考えていないようです。
 2問目は、町の施設の維持管理についてです。役場の現場の部署でよく耳にするのが、予算要求したけど財政部局でカットされたり採用されないとこぼしていることです。財政難で予算がキツイから出来ないのではなく、優先順位で来年ならといった予算編成であるべきと思うからです。最近では、壊れてから補正予算で修理するといった対応のようで、計画性のある行政であるべきと思うのです。
 町としては、福祉など直接住民と関わりのの深いものを優先して行っており、今後は、現在策定中の総合計画に準じて対応していくとのことです。
実施計画としては、各部署の優先順位を尊重して欲しいものです。この辺の予算編成の仕組みは(私の)今後の研究課題のようです。
 3問目は、地域防災計画の見直しについてです。いくら地震がほとんど発生したことがないといっても、地震国日本です。何時如何なる時に地震が発生しても不思議ではありません。5年前に作成された防災計画は、見直しが全然進んでいなく、役場組織の変更も反映されておらず、他の組織との連絡体制も閉鎖された国の機関の名が残ったままとお粗末な危機管理の現状です。私たち住民もどこに避難して、誰の指示に従えば良いのか、殆どの人が把握していないのではと不安になります。しかし、最近町内会単位で防災訓練をやりだしたようなので、少しはホッとしています。
 町としては、北海道の許可も要るので来年度中には修正したいとのことでしたが、災害は忘れた頃にやってくるので、すぐに変更できることはするべきと要望しました。
 4問目は、樺山分校の耐力補強についてです。今、閉鎖か存続かで教育委員会と父母との間で調整がつかず、結論が出るまでは、現状の状態で子供たちが学校に通うのだから、危険校舎のままでは、子供たちの安全安心が担保できないので、存続問題と切り離して耐力補強を行うべきではないか。まして、地区の一般避難所に指定されているので、なおさら、早急の補強が必要ではないかとの問いかけに、教育長も町長も来年度補強工事を行う準備を進めると回答してくれました。
傍聴に来ていた樺山分校のPTA副会長さんもやっとホッとしたようです。

 今回の一般質問の収穫は、樺山分校の耐力補強が行われることになったことでしょうか。