北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

カラマツ住宅建設中(基礎工事2)

2006年12月18日 | 只今建設中
ベース型枠が取り付いたら、ベースコンクリートの打設です(11/28)。
今回は、一部床下ピットの耐圧盤があり、ベースと布基礎を一体でコンクリートを打つのが大変なので、ベースと耐圧盤のコンクリートを先に打つことにしました。

コンクリートを打設する前にレディーミクストコンクリートの調合試験を行います。
生コンクリート工場から出荷されたコンクリートが設計通りであるか確認をします。
検査項目は、スランプ・空気量・温度・塩化物量です。



強度試験は、テストピースを作って28日後に圧縮強度試験を行って確認します。
JISの認定工場で長く付き合っている工場なので、殆んど大丈夫なのですが、念のために行っています。
3日、7日にも圧縮試験を行なうのが標準ですが、施工部位によって回数を減らしたりします。
最近は、コンクリート試験の費用が掛かるので、最小限にしています。
ただ北国の場合、今頃は気温が低いので、設計強度を確保するために強度を増したコンクリートを打ちます。
同じような基礎でも地域によって、中身(仕様)が随分と違ったりします。



コンクリートは、隅々まで行き渡るようにバイブレーター(振動機械)を使います。
鉄筋の位置、コンクリートの均しなどに注意して行います。
ベースの場合は、幅が広いので安心してみていられますが、布基礎になると幅が120mm程度に狭くなるので、気を使います。