標記企画展は、白樺文学館所蔵の竹久夢二絵画、著作装幀本を中心に展示しております。
大正期、白樺派の人々のように大衆を魅了した一人の男がいた。「大正の歌麿 竹久夢二」である。彼の画風はいかにして大衆に浸透したのだろうか。デザイナー、装幀芸術家夢二の魅力に迫ります。
開催日時 平成26年2月23日(日)まで
9:30~17:00
休館日 月曜と年末年始
開催場所 我孫子市白樺文学館
※所在地:我孫子市緑2-11-8
TEL:04-7169-8468
対 象 どなたでも
展示内容 <第1展示室>
竹久夢二の生涯、「夢二式」美人~絵画と挿絵の比較~
第1展示室では、竹久夢二年表、「夢二式」美人を絵画と夢二の
著作本(復刻版)の挿絵と比較していただき、夢二の世界観を
より身近に感じて頂けるよう展示しています。
是非夢二の本を手にとってみて下さい。
<第3展示室>
竹久夢二と恩地孝四郎、夢二と「ひとつ眼」デザイン
夢二著作本の中で、唯一装幀(そうてい)を任された人物、恩地
孝四郎。「抽象の先達」「現代美術のパイオニア」などと評された
版画家、装幀芸術家であった恩地は、夢二との出逢いによって、
芸術家としての道を歩みだすといっても過言ではありません。
夢二と恩地の出会いによって生み出された装幀の美をご鑑賞下さい。
また夢二のデザインの中で異彩をはなつ「ひとつ眼」デザイン。
その秘密に迫ります。
☆同時開催~白樺、民藝の人々の装幀~
夢二と同様、白樺、民藝の人々も装幀にこだわりをもっていました。
特に彼らの雑誌『白樺』、『工藝』の装幀へのこだわりには、心を
奪われます。
今回は、志賀直哉、武者小路実篤、柳宗悦の著作に施された装幀、
雑誌『白樺』、『工藝』の装幀の数々から、梅原龍三郎、芹沢介等、
名だたる芸術家たちとの関わりに注目してみて下さい。
<第5展示室>
竹久夢二と歌謡 詩人夢二の世界とデザイン
第5展示室では、夢二の詩人としての側面にもスポットをあてます。
夢二の著作の多くが、詩と挿絵という構成でできており、数多く
の詩を残しています。展示室には、夢二の詩、言葉をちりばめ、
同時代歌謡の詩もパネル展示しております。
多くの方が夢二と詩、という連想から導き出すのは、「宵待草」では
ないでしょうか。この「宵待草」は数多くの歌手によって今日に
至るまで歌い継がれている楽曲です。
今回は御三家とよばれ、「高校三年生」で有名な舟木一夫が、
1973(昭和48)年に発表した『宵待草 竹久夢二の郷愁』、
そして2012(平成24)年に発売された『竹久夢二と大正
ロマン』の2作品を交互に流しております。
どちらも夢二の世界観を見事に表現した作品です。
<その他>
※第2展示室(図書室)では、白樺派と民藝の人々の我孫子との
かかわりについて、パネル展示を引き続き開催しています。
※第4展示室(和室)は、資料整理のため現在閉鎖中です。
費 用 一般300円
高・大生200円
小・中学生100円
主 催 我孫子市白樺文学館
問い合せ 我孫子市教育委員会 生涯学習部 文化・スポーツ課 白樺文学館
TEL:04-7169-8468
FAX:04-7169-1837