布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

第2回 魚食文化祭・鮪 (まぐろ)

2008-10-15 | その他
昨年の10月に紹介したことがある市内の豊町にある財団法人漁村教育会が運営する全国漁業協同組合学校の魚食文化祭を、今回も紹介したいと思います。今年のテーマは鮪と書いて、「まぐろ」ですよね。「背が青黒い」「肉が赤黒い」あるいは「眼が黒い」ことから「眼黒」。それが「まぐろ」となったといわれています。『日本書紀』には思寐(しび)や鮪(しび)などと出ていて、『万葉集』では鮪。鮪は(魚へん+尋)の異名で、獣のような赤い肉の魚ということからきたそうです。ちなみに10月10日は「マグロの日」。
この学校は、昭和16年10月に、東京府京橋区明石町35番地に全国漁業組合連合会JF(全漁連)付属「漁業組合学校」として創立され、戦後、昭和22年10月財団法人漁村教育会設立して、学校経営を継承。そして、昭和50年5月に柏市豊町1丁目4番5号に柏校舎を新築して移転、現在に至っていますが、この魚食文化祭は今年で2回目の開催です。平成21年度も、原則、高校卒業者以上の生徒50人(男女共学)を募集するようですね。
本来、この組合学校とは、漁協系統団体の全国唯一の教育機関で、就業年限は1年間だそうです。この学校では、漁協や漁連に在職する現職者と、高校や大学等を卒業し、漁協系統団体への就職をめざす新卒者が、漁業や漁協に関する理論と実務を学ぶものだそうです。
しかも、全寮制で学生全員が寮生活を送り、協同と自治の精神を養うというから、大変厳しそうな学校ですね。具体的な学習内容は、専門的・実践的な授業が中心で、漁協職員や漁業後継者に必要な知識を学ぶとのこと。講師は、大学の教授や中央団体の専門家を配し、わかりやすい授業をモットーとしているようです。
また、漁協を理解するために夏期休暇中に一ヶ月間の漁協実習を行います。更には、近隣の漁協での実地研修を行うそうです。ですから、就職先も、多くは漁協系統団体に就職し、これまでの卒業生が各県の漁協、漁連、信漁連、漁業共済組合などの関係団体に就職しているようです。
それでは、この学校が開催します第2回魚食文化祭の概要を以下に紹介します。
開催日時    2008年10月25日(土)13:30~17:00
開催場所    全国漁業協同組合学校
          ※所在地: 柏市豊町1-4-5
内  容    1.講演会(定員制)
          第一講 50名 13:30受付開始14:00~15:00
          第二講 50名 15:30受付開始16:00~17:00
          電話又はファックスにて申込み。
          受付時間 平日9:30~16:30。
          内容
          1)講演会30分 第一講 鮪について。第二講 鯨について
          2)試食  鮪、鯨、各地特産品他
          3)プレゼント 各地漁協等の提供品、南極の氷他
         2.即売会〔バザー〕入場自由!数量限定!
          鮪各種(バチ、キハダ、ビンチョウ)鯨赤肉、鯨ベーコン
          鯨カレー、大和煮缶詰、北海道歯舞の目近サケ、垂水の
          “海の桜勘”カンパチ、岩手広田湾の塩蔵ワカメ、土佐の
          くだりかつおのタタキギフトセット、広島の牡蠣セット
          厚岸湾の貝セット、博多の辛子明太子(徳用)、浜名湖の
          鰻の超特大長焼き(蒲焼)、礼文島のホッケの開き、利尻
          昆布の根昆布、津軽海峡の「やわらかのしイカ」など。
対  象     小学校高学年以上
費  用     無料
主  催     全国漁業協同組合学校(財団法人漁村教育会)
問い合せ     全国漁業協同組合学校
          TEL: 04-7144-8125
          E-mail: yawara@kumiai-gakkou.jp
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