布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

日本語で詩を書く米国人の文学講演会

2008-01-16 | その他
アーサー・ビナードさんというアメリカ生まれで、アメリカ育ちの方が、日本語で詩等を書き、発表しているのをご存知であろうか?この方が、柏の図書館主催で文学講演会を行うという。いつも、市内の図書館の本館や分館で曝書(本の棚卸し)が行われるこの時期、毎年のように図書館主催の講演会が開催されているのです。
平成20年1月15日号の広報かしわによると、今年は、来日10数年のアメリカ生まれの詩人・セッセイストのアーサー・ビナード(Arthur Binard)氏の文学講演会を開催するという。氏には、自作の詩の朗読の他、ユーモアと暖かさにあふれた話しをして貰うとのこと。ここで、少し、氏について紹介しますと、氏は、1967年にミシガン州に生まれ、大学卒業と同時に来日、日本語での詩作を始める。2001年に詩集「釣り上げては」(思潮社)で中原中也賞を受賞する。目次も見てみると、ことば使い、釣り上げては、線、タッグ、ぼくらの島、放流、濡れていくと、自己ベスト、許したまえ、夏の或る日曜日、ほかとなっており、「記憶はひんやりした流れの中に立って、糸を静かに投げ入れ釣り上げては、流れの中へまた放すがいい」という趣旨の実に感性ある詩集である。中年のおじさんには、中原中也という言葉には弱い。甘酸っぱい青春の香りがいっぱい詰まっているので。
それはそれとして、氏の作品には絵本もある。「カエルのおんがくたい」(福音館書店)、「おーい、カナブーン」(福音館書店)、訳書に「どんなきぶん?」(福音館書店)、「焼かれた魚」(透土社)など多数。現在、『草思』、『うえの』など月刊誌の連載、ベネトン社発行『COLORS』誌の日本特派員として、また青森放送『サタデー夢ラジオ』のパーソンリティなど幅広く活躍中。近作の詩集としては「左右の安全」(集英社)があります。
では、具体的に以下にこの講演会の概要を紹介します。
開催日時     平成20年2月9日(土)午後2時~4時
開催場所     アミュゼ柏
演  題     過去という名の外国
          ~時代を超える言葉について~
講  師     アーサー・ビナード
対  象     市内在住・在勤・在学の方
定  員     300人(※先着順)
費  用     無料
申し込み     1月16日(水)午前9時から
申し込み先    図書館本館へ電話(7164-5346)か直接
なお、図書館分館の蔵書点検による休館日は、豊四季台・南部・西原・布施・増尾・新田原・松葉・高柳の8館は1月22日~1月31日、田中・永楽台・光ヶ丘・新富・高田・根戸・藤心・沼南の8館は2月5日~2月14日だそうです。
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