布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

元旦未明の布施弁天初詣

2008-01-02 | その他
除夜の鐘を撞き終わった後から日が昇る前の間に一度は、布施弁天様に参拝してみたいと以前から思っておりました。寒さと静寂が支配する1月1日の夜が明けきれないうちに、参拝だけを目的に元旦お参りをしてみたいと思っておりました。
若い頃は、NHKの紅白歌合戦が終わった後、明治神宮に行ったものです。しかし、それは純粋に敬虔な参拝の気持ちだったとはいいきれなかった。年を取ると、喧騒の中にいたいという気持ちより、自然の懐に抱かれ、そこに包まれていたいという自然への敬慕の念が気持ちが強くなってきたようです。
そこで、今年は、大晦日の日、早く寝て、元旦の朝、午前4時に起きて、布施弁天に参拝してきました。体が冷えないように厚着をして、夜空に輝く星と月を眺めながら、心が雑念が起きないうちに出かけたわけです。こんなに早い参拝目的の参拝は多分、今年だけだと思います。ある意味で、自分なりの人生の新しい出発の年に掛ける気持ちの現れかもしれませんね。
車を、市の駐車場に留め、楼門めざす人は、4時半なのに、数人おり、これにはビックリしました。楼門に飾られたお正月や行事の際に良くたてられる緑・赤・白・紫・黄色等の縦縞の旗(何というのでしょうかね?)と紅白の幕が、妙にお正月気分をかき立てます。薄暗い中、ライトに迎えられ、駆け足で階段をいっきに上りきる。
境内は人の話し声は聞えず、静寂と鰐口の音だけが時たま響くだけ。早速竜頭泉の手洗い場で手を清めようと近寄ってみると、なんとろうそくが立てられ、ほのかに淡い光が揺ら揺らと揺れているではないか。水を吐く龍を実に幻想的にみせてる。
まず、手前の観音堂の観世音菩薩様に参拝しようとして、前に進むと暗闇の中で動くものがあり、一瞬たじろぐ。目を凝らして良く見ると、お堂の前になにやら屈強な男が立っている。なにをされるかと思ったら、警備員さんでした。こちらがたじろいだのを知ってか、ご苦労様と声をかけてくれました。すーと緊張感がとれ、自然に両手が合わさり、長い参拝を済ませる事ができました。この観音堂はライトアップされていなかったのです。
さて、いよいよ、本堂へ。この時間帯にもかかわらず、先着が何名かいます。鰐口の前で順番を待って、力いっぱい、鰐口を叩く。そしておもむろに財布から、お賽銭を取り出し、拝もうとすると、なにやら、こちらも外陣の奥の方で動く気配。ここにもおりました。屈強な警備員さんが2名。
相対で警備員さんに見守られながら、祈願するのは初めてなので、なんとなく、奇妙な気持ちでしたが、丁重に布施の弁才天様に今年もいろいろとお願い事をしました。破魔矢を買おうと思ったら、お店には人がいないし、薄暗いので御前立ちを拝顔するために外陣内に入ることをやめました。
次に、鐘楼に行きましたら、ここは、除夜の鐘が撞き終わった後なのか、ライトアップもされておらず、鐘の部分は暗闇に包まれている。喧騒後の静寂というのは、すごく人を感傷的にさせる。でも、それも鐘楼廻りを歩き回る警備員の姿で、また、現実に引き戻される。この鐘楼の隣の宝物殿は、元旦の装いも終わり、午前9時半からの獅子舞等の晴れ舞台を待つだけとなっていた。鰐口の音も途絶え、しばしの休息の時間に入った亀甲山の境内を下り、家路についたのです。もちろん、楼門前の露天も弁天茶屋も閉じられたままで、人っ子一人もおりません。遠くで鳴く鶏の声だけが、かすかに耳に入ってくるだけでした。
その後の、夜が明けてからの道路まで続く初詣の長蛇の列については、後で知るが、参拝時間は人の好きずきでしょうね。
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3 コメント

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Unknown (かしてつライフ)
2008-01-02 18:09:14
そういえば毎年元旦の午前0時になると、うちから花火の音が聞こえたのですが、どこから花火が聞こえるのか分からないです、どこからですかね~?
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Unknown (かしてつライフ)
2008-01-02 18:11:47
そういえば毎年元旦の午前0時に家にいると、花火の音が聞こえるのですが(今年もそうだったが)、どこから花火が聞こえるのか分からないですが、分かります?
返信する
今年もよろしく (ふう)
2008-01-03 07:34:08
かしてつライフさん、今年もよろしくお願いします。
多分、花火は、花野井にある香取神社のものではないでしょうか?ここへは、元旦の朝早く行ってみましたが、参拝者は誰もいませんでした。焚き火をしている人、甘酒を無料で配る人、お札等を売る人等10人はいましたが、全て氏子さん。私は参拝後、甘酒を貰って帰りましたが。花火、勘違いだったら、ごめんなさい。
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