布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

柏の柏神社の夏の例祭について

2020-06-28 | 歴史

柏神社は、1660年ごろ疫病が流行ったので、疫病に強い八坂神社の素盞嗚尊、稲田姫命が祀られ、地元の人たちから天王様と呼ばれ、信仰されてきました。のち、柏市内の別の地(柏の羽黒台)に祀られていた山形の羽黒神社の分社を、同じ境内の社殿に祀り合祀社となります。現在の社殿は昭和47年(1972年)5月より改築、昭和49年(1974年)4月竣工と同時に「柏神社」と名称を改めました。なお、柏神社の正式名称は宗教法人羽黒神社。

私が子供のころ、夏の例祭には、ふんどし姿の大人が、樽を高く重ね、まさきと白い御幣で飾った樽神輿を柏駅東口のメイン道路をワッセワッセの大きな掛け声とともに、神輿を右に左にもむ姿は、勇壮でもあったが、なぜか、とても、怖かった。それは、疫病退散させるのではなく、厄の渦に巻き込まれるのではないかと思われたのです。しかし、そのメイン道路の両脇には、裸電球で照らされた柏駅前から天王様まで、露店がびっしりで、これは子供たちにとって、とても誘惑的なことでした。そんな、柏の天王様の7月の夏季例祭は、新型コロナウィルスの終息が見えない中、今年も開催するとのこと。一方、我孫子の駅前の八坂神社の7月例祭は中止されたようです。

なお、現在、本殿の祀られている御祭神は以下の8柱で、その御神徳、御利益も以下の通りです。

素盞嗚尊・・・・ 疫病退散、厄除、災除、交通安全などに強い神様

稲田姫命・・・・ 学業、縁結び

月讀尊・・・・・ 諸願成就、農業守護、海上安全など

大山祇命・・・・ 安産、健育保護、縁結び、結婚運

大己貴命・・・・ 金運、縁結び、子授け、商売繁盛、五穀豊穣など

少彦名命・・・・ 病気平癒、身体健全、医薬開発など

稲倉魂命・・・・ 大願成就、家内安全、商売繁盛など

伊氏波神・・・・ 出羽国の国魂、氏子の守護神

<柏神社の概要>

夏季例祭:7月17日、18日

秋季例祭:10月19日、20日

社務業務受付時間:平日/午前10時より午後4時

         土日祝/午前9時半より午後4時

所在地:柏市柏3-2-2

TEL:04-7163-4259

専用駐車場:なし

アクセス:JR常磐線・東武アーバンパークライン「柏」駅下車 東口 徒歩5分

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