布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

野田の江川地区のコウノトリ、6卵目を産卵との報道後、施設を見学す!

2016-03-10 | 歴史

平成28年2月8日、2月10日、2月12日、2月14日、2月16日に続き、2月25日には、コウノトリ「コウくん」「コウちゃん」のペアが6卵目を産卵。

私が行った3月5日現在、通常通り一般公開をしており、公開ケージで親鳥が抱卵している姿を見学することができました。ただし、この時、抱卵していたのは疑卵とのこと。というのは、生んだ卵が有精卵かどうかを調べるため、本物の卵は検査しているらしい。

今年は、近親交配をさけるため、豊岡市にある兵庫県立コウノトリの郷にあるコウノトリの卵とこちらのこの卵とを交換するとのこと。では、6個のうち何個を移送するかというと、野田市の3月8日の発表によると、有精卵は6個中2個しかなかったので、2個を移送する。そして、むこうからは、代わりのた卵として、2~3個を届けてもらうらしい。でも、この記事を書いている3月9日には、届いていない。豊岡の卵の産卵状況によるので、3月中旬にはなんとかなるのではとのこと。当然、私が、行った3月5日には托卵が行われていませんでした。なお、疑卵を温めていたのは、メスのコウちゃんでした。そう、掲載した写真でいえば、巣の中で白い頭だけ見えているのがコウちゃん。オスのコウくんは、そばをウロウロしていましたね。もちろん、抱卵は、オス、メス交互にしているとのこと。

さて、コウちゃん(平成7年生まれ)とコウくん(平成17年生まれ)の親鳥を、東京都と公益財団法人東京動物園協会の協力を得て、多摩動物公園から譲り受けたのは、平成24年12月4日。そこから、飼育を開始しましたが、その後の経過を以下に簡単に紹介します。

平成25年     産卵4個、孵化3羽(うち1羽は、6月16日に死亡)

          巣立ったのは、下の2羽で、現在親鳥の隣のゲージで飼育中ですが、非公開。この日たまたま、そのうちの1羽をそのゲージで見ることができました。親鳥よりは、まだ小さい。

          あと、なん年かすると繁殖できるようになるみたい。コウノトリは4歳ぐらいからできると一般に言われている。

          ・オス(愛称:つばさ)第1子

          ・メス(愛称:サクラ)第2子

平成26年     産卵6個、孵化3個、巣立ったのは3羽だが、うち、1羽は8月17日に死亡。巣立った下の2羽は、兵庫県立コウノトリの郷へ移送(ハードリリース)し、野生で育つための訓練中

          ・メス(愛称:アカリ)第1子

          ・メス(愛称:ミライ)第2子

平成27年     産卵5個、羽化3個。下の3羽は、27年の7月に野に放鳥された(ソフトリリース)が、そのうちの1羽は昨年12月に茨城で鉄塔にぶつかり、死亡している。

          他の2羽は、放鳥後、東北や北陸の方に行ったあと、中国地方へ行き、今は四国地方にいるらしい。放鳥された2羽の現在の位置がわかるのも、コウノトリに取り付けられたGPSのおかげとか。

          ・メス(愛称:愛ちゃん・死亡)

          ・メス(愛称:未来ちゃん)

          ・オス(愛称:翔ちゃん)

なお、今年、平成28年は6個の卵を産卵したが、有精卵はそのうちの2個とのこと。メスのコウちゃんは、今年で20歳。親鳥としての繁殖能力は24,5歳までがあるといわれているから、コウちゃんは、あと数年は大丈夫みたいですね。そして、この托卵をした2~3個が、順調にこの野田の飼育施設で育てば、今年の夏には、これらの幼鳥は、昨年と同じように野田の空に放鳥する予定とのこと。でも、問題は、放鳥したコウノトリが、この野田市とかの近辺に、果たして定住するかである。これについては、いつか触れてみたい。

<野田江川地区のコウノトリの里の飼育施設の概要>

公開時間     10時から正午まで

         13時から15時まで

所在地      野田市三ツ堀369番地

休館日      月曜日・年末年始(12月29日から1月3日)

         (ただし、月曜日が祝日の場合は翌日)

問い合せ     TEL:04-7197-1741

駐車場      一般100台

アクセス     東武野田線梅郷駅より茨城急行バスで「野田梅郷住宅」下車  徒歩10分

         まめバス南ルートで「しらさぎ通り入口」下車 徒歩7分

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