標記は、東京大学宇宙線研究所とカブリ数物連携宇宙研究機構の研究者が、最新の研究内容について話す講演会ですが、はじめのあいさつにノーベル物理学賞を受賞した宇宙線路研究所所長の梶田隆章氏の挨拶があります。
開催日時 4月16日(土)
13:30~15:30(開場13:00)
開催場所 アミュゼ柏2階
※所在地:柏市柏6-2-22
内 容 【トーク1】
「ニュートリノ〜明らかになってきた性質と残された謎」
(早戸良成・宇宙線研究所 准教授)
ニュートリノは1930年に存在が予言されましたが、観測が難
しく、その性質はなかなか明らかになりませんでした。昨年、梶
田先生が受賞したノーベル物理学賞のテーマ「質量の確認」がな
されたのは、予言から68年後の1998年でした。講演では、
ニュートリノの基本的な性質と、その性質を調べる研究につい
て、特にスーパーカミオカンデ実験を中心にお話します。
【トーク2】
「すばる望遠鏡〜ビッグデータから迫る宇宙のダーク成分」
(西道啓博・カブリ数物連携宇宙研究機構 特任助教)
近年の観測技術の進歩とともに、観測的宇宙論という分野が確
立されました。哲学的に考えられることもある宇宙を、データ
を見ながら偏見なく検証します。講演では、ビッグデータ
天文学の時代にすばる望遠鏡で何が分かるかを解説します。舞
台は、宇宙の超巨大なスケールに現れる複雑なパターン「宇宙
大規模構造」。重力理論や統計理論、スーパーコンピュータ、機
械学習の手法を駆使して、ダークマターやダークエネルギーの
謎に取り組む、宇宙研究の最前線を紹介します。
プログラム 13:30〜13:35 「はじめに」
梶田 隆章(宇宙線研究所所長)
13:35〜14:25 「ニュートリノ 明らかになってきた性質と残された謎」
早戸 良成(宇宙線研究所准教授)
14:35〜15:25 「すばる望遠鏡 ビッグデータから迫る宇宙のダーク成分」
西道 啓博(カブリ数物連携宇宙研究機構特任助教)
15:25〜15:30 「おわりに」
奥村 公宏(宇宙線研究所 宇宙ニュートリノ観測情報融合センター長)
対 象 中学生以上ならどなたでも
定 員 400名
費 用 無料
申込方法 3月5日~3月27日まで「イベント特設ページ」
(http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/public_lectures/2016/)
で募集を受付ます。
応募を受け付けた人の中から400人を抽選で選び、3月末ごろに
当選結果をメールでお伝えします。
主 催 東京大学宇宙線研究所(ICRR)
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)
共 催 柏市
柏市教育委員会
問い合せ 宇宙船研究所広報室
TEL:04-7136-5148(平日9から18時)