柏市のホームページによると、市内の家庭の薪ストーブの灰を調査したところ、以下のとおり最大で、1キログラム当たり1万ベクレルを超える放射性セシウムが検出される事例が発生したとのことです。そこで、その結果や注意事項等を以下に紹介します。
<薪ストーブの灰の放射性セシウムの測定結果(単位 ベクレル/キログラム)>
放射性セシウム 家庭での薪や灰の使用状況(聞取り内容)
検出下限値未満 大震災前に購入した薪を、大震災前に使用した灰
(柏市北部地域)
1,090 大震災後に購入した薪を、屋内の保管を経て、一時的に
屋外(軒下)で保管後に使用した灰(柏市北部地域)
12,100 大震災前に市内の自宅の木から伐採した薪を、屋外で
シートをかけて保管後、大震災後に使用した灰
(柏市北部地域)
1,760 大震災後に市内の自宅の木から伐採した薪を、屋外
(軒下)で保管後、使用した灰(柏市南部地域)
12,000 不明な時期に入手した廃材を、屋外(軒下)で保管後、
大震災後に使用した灰(柏市南部地域)
<注意>
★「放射性セシウム」は、セシウム134とセシウム137の合計値です。
★検体採取日は2月15日、資料測定日は2月18日です。
★薪等の灰を土壌改良資材等として使用する場合の目安として、農林水産省が設定している放射性セシウムを含む肥料・土壌改良材・培土及び飼料の暫定許容値は、400ベクレル/キログラムです。
★薪や木炭を流通させる場合の目安として、林野庁が設定している放射性セシウムの指標値は、薪40ベクレル/キログラム、木炭280ベクレル/キログラムです。
★清掃工場から排出される焼却灰について、今までどおりの埋立処分(最終処分)が可能とされる基準が8,000ベクレル/キログラムです。
★検出下限値とは33ベクレル/キログラムです。
<家庭で薪ストーブや暖炉をお使いのかたへのお願い>
★広報かしわ2月15日号でお知らせしたとおり、ご家庭で薪ストーブや暖炉をお使いのかたで、まだ柏市に連絡をされていないかたは、環境サービス課まで連絡をお願いします。
★大震災以後に、自宅の木を伐採した薪や、シート等で覆わずに長期に屋外で保管していた薪など、放射性物質の付着が予想されるものは、燃料として使用せず、可燃ごみ(燃やすごみ)として、出してください。
★今後、店舗で購入した薪は屋内で保管するか、屋外で保管する場合は土や風雨の進入を防ぐようシート等で覆った上で、使用してください。
★また、放射性物質の付着が予想される薪を使用した灰がある場合には、灰を庭や畑にまかずに、環境サービス課までご連絡ください。
<問い合せ先>
柏市環境サービス課
電話:04-7167-1139