布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

若者たちがボートから見た運河周辺~「利根運河とボート遠漕」~

2010-01-12 | その他
平成22年は利根運河が通水して120年の節目の年にあたるそうです。これを記念した講演会の紹介をしたいと思いますが、さすが利根運河通水年記念だけあって、講演内容もユニークです。
その前に利根運河について紹介します。ご承知のように、利根川と江戸川をつなぐ一級河川の運河(人工河川)で、日本初の西洋式運河です。延長約8.5㎞の人工水路ですね。明治21年7月に利根運河会社が、政府事業に代わり開削に着手、明治23年5月すべての工事が完了しています。そして、現在は流山市民の憩いの場として、利根運河水辺公園として、運河緑道等が整備されています。
この利根運河は、かって、隅田川(向島)から銚子まで、東京大学をはじめとする各大学ボート部がトレーニングの一環として遠漕を行った際に通過して行った時代があるそうです。でも、こうしたことは、多分、関係者しか知る由がないですよね。私も知りませんでした。この知られざる歴史や事実を貴重な写真等により、近代ボート競技歴史研究家として有名な古城 庸夫 氏が紹介・講演してくれるとのことです。
しかも、この利根運河通水120周年記念の講演会というのは、流山市の公民館の大学開放講座として、江戸川大学おおたかの森サテライトセンターにて開催するとのこと。講演タイトルもユニークだが、講演スタイルも面白い組み合わせですね。
また、この講演会と同時関連企画として利根運河水辺公園のそばにある利根運河交流館で開催されているものがあります。それは、「利根運河とボート遠漕」と題した写真展で、1月6日から2月末日まで開催されているそうです。ここの管理・運営を委託されているNPO法人(堂下延代理事長)が江戸川大学や流山市商工課などの協力を得て開催するものです。なお、その開催場所の正式名称は、国土交通省江戸川河川事務所運河出張所内の一画にある流山市が借り受けている利根運河交流館(電話04-7153-8555)で、東武野田線運河駅から徒歩5分のところにあります。入場は無料で、土・日曜は開館していますが、月・火曜は休館となっています。
それでは、以下にこのユニークな講演会の概要を紹介します。
開催日時     2月10日(水)13時~14時30分
開催場所     江戸川大学おおたかの森サテライトセンター
講演内容     若者たちがボートから見た運河周辺
           ~「利根運河とボート遠漕」~
講   師     古城 庸夫 氏(江戸川大学准教授)
対   象     どなたでも
定   員     100人(先着順)
費   用     500円
申し込み     電話で受付。定員なり次第、締め切り。
申込み先     流山市市民文化会館 04-7158-3462
問い合せ     流山市文化会館 04-7158-3462
交   通     TXまたは東武野田線「流山おおたかの森駅」下車徒歩1分
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする