布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

布施弁天の大晦日とお正月のイベント

2009-12-04 | 歴史
90代だった先の住職が鬼籍にはいってから、もう、何年たちましたか。30代の若い住職さんになってから、市内布施にある関東三弁天の一つである紅龍山布施弁天は、本当にかわりました。
もう、昔の面影はありません。楼門最勝閣の屋根の補修、境内の埋め立てと拡幅、鳥居の設置と道の整備、総受付所の建築、女坂の拡幅、等々、ハード面については、数えきれない拡張・整備工事が行われ、鬱蒼たる木々に囲まれた紅龍山のイメージを過去のものとしてしまいました。つまり、これから100年後(?)、いや、先を見たといえる紅龍山布施弁天のハードづくりが着々と進捗しているといえるのです。
そして、ソフト面においても、新しい紅龍山布施弁天を目指した数々のイベントが実施されました。1200年祭はいうに及ばず、洗心祭、光明祭、白蛇の公開、宝物殿の公開等々いろいろな行事を開催したのです。
しかし、なんといっても一番変わったのは、布施弁天の住職さんの顔が、一般の人に良くみえるようになったことではないでしょうか。前の住職さんは、高齢だったため、なかなか一般人にその姿を見せることはありませんでした。ですから、住職さんから直接布施弁天について語られることはありませんでしたし、それを知る機会がなかったのです。
でも、今度の若い住職さんは、バイタリティあふれ、地元のありとあらゆる行事に、参加できる限り参加し、挨拶し、布施弁天の住職さんの姿を一般の人たちに目に見える形でアピールしたことではないでしょうか。そして、本業の宗教的行事、特に真言密教の特徴である祈祷に積極的に取り組み、家内安全・商売繁盛・厄よけ・交通安全・身体安全・社運隆昌・初参り・七五三参り等々、参拝者のありとあらゆる願いにこたえているのです。
弁才天にお願いするには、それを取り次ぐ方への、住職さんへの親しみと信頼がなくては、参拝者はお願いをしずらい訳です。それが、若い住職さんになってから、回復しつつあるということです。余談ですが、今年の夏の昼下がり、生まれてまもないご自身のお子さんを乳母車にのせ、風車通りで子守する姿は、実に人間くさく、親しみとほほえみを誘いました。
こうした住職さんの地道で着実な活動により、紅龍山布施弁天に参拝にやってくる方が、年々、少しずつだが、増えてきているのも事実です。実感できます。
今までは、あけぼの山農業公園のイベントのついでという方が多かったが、最近は、流山の駒木にあるお諏訪様のように、本来の目的で布施弁天に参拝する方が増えています。
さて、紅龍山布施弁天の弁天様は、トラ年の来年に、一体どんな顔を見せてくれるでしょうかね。リーマンショックをまだ、引きずり、デフレによる2番底も懸念されている昨今、ひとつ、財運の女神である弁天様のお力により、来年は、不景気を吹き飛ばしてもらい、明るい年にしてもらえればと思うのは私だけではないでしょう。
それでは、以下に布施弁天の大晦日とお正月のイベントを紹介します。なお、写真は昨年のものです。

<大晦日の除夜の鐘つきについて>
除夜の鐘は、午後9時に整理券を配布し、午後11時45分頃から突き始めるようです。108番目の方まで、500円を払えば、鐘をついた上に、木札と御守をもらえるそうです。さらに、109番目の方からは、開運の鐘として500円で木札のみとなるようですが、最後の方まで鐘をつけるそうです。

<お正月のイベント>
☆元朝祈祷は、深夜0:00、1:00、2:00
☆信念祈祷   1月1日から7日まで、9時~4時まで(一時間毎)
特別行事としては、
☆元旦・3日 宝物殿前にて奉納獅子舞 10:00〜
☆1月2日 奉納太鼓呼魂太鼓 12:20、13:20、14:20
☆1月7日(初巳)厄除け祈祷
今までの3が日の人出予想は、昨年までは約5万人だったが、今年はそれを大きく上回ったと報道されている。来年の人出予想は、10万人とみているが、その可能性は高いように思えます。
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