布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

流山のふるさと入門で詩人立原道造の話しが

2009-07-31 | 歴史
流山市の近世・近代のトピックスに焦点をあてた歴史講座が流山市立博物館の主催で10月から行われるようですね。その1回目のテーマが「流山と詩人立原道造のはなし」となっている。中原中也賞を受賞した詩人の立原道造(1914年~1939年)という名前くらいは知っていたが、流山市との接点はどこにあったのだろう?知らないので調べてみたところ、意外な接点がわかりました。道造の先祖には、立原翠軒、立原杏所などがおり、道造は東京帝国大学工学部建築学科を卒業した工学士である。だから生まれは千葉県ではないはずです。
そう、東京生まれの道造は、府立第三中(現在の両国高校)時代の4年間、絵画部に所属し、パステル画に熱中なっていた。その下地は、久松小時代に出会った東京美術学校(現東京芸大)出身の若い美術の先生だともいうが、その技術をぐんと伸ばしたのは、中学三年の療養生活だったといわれております。そう、道造は、神経衰弱のために一学期を休学するのである。それは、昭和4年のことであり、療養先がなんと、千葉県東葛飾郡新川村(現在の流山市)だったんですね。道造は、少し歩くと江戸川の堤防があり、筑波山がよく見える新川村で、さらにパステル画に没頭し、腕をあげていったんですね。
これが、流山市との接点というわけで、今回の「流山今は昔コース(全4回)」の第1回目に取り上げられたらしいです。
あとの3回のテーマはおなじみのテーマ、水戸街道、新撰組、江戸川水運のはなしとなっています。では、以下にその歴史講座の概要を紹介します。
開催日時    10/11,10/25,11/8,11/22
            計4回 日曜日 各日とも13時30分~15時30分
開催場所    流山市中央図書館会議室
            ※所在地:流山市加1丁目1225番地の6 
プログラム   第1回  10月11日(日) 13時30分~15時30分
              流山と詩人立原道造のはなし
          第2回  10月25日(日) 13時30分~15時30分
              水戸街道向小金新田付近のはなし
          第3回  11月 8日(日) 13時30分~15時30分
              流山新選組のはなし
          第4回  11月22日(日) 13時30分~15時30分
              江戸川水運のはなし
講  師     第1回 辻野 弥生 氏     第2回 相原 正義 氏
          第3回 大出 俊幸 氏     第4回 山本鉱太郎 氏
対  象     一般
定  員     50名
費  用     200円(4回分資料代として)
主  催     流山市立博物館
申込み開始   平成21年10月1日から受付
申込み方法   講座への参加申込は全て、電話となっております。
          受付開始日の午前9:00~午後5:20までに
          電話番号は、博物館7159-3434 へ(休館日を除く)
          先着順、定員になり次第締め切りとなります。
その他      博物館は、流山市立中央図書館と同じ建物(写真)内にあります。
アクセス    ・電車の場合
            JR馬橋駅または新松戸駅から総武流山電鉄に乗換、
            流山駅下車 徒歩5分
         ・車の場合
            常磐自動車道流山インターから10分
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