レース鳩日記 勝利の翼

1933年 
ポーのレースで
デュレイ鳩舎の鳩の帰還を見守る愛鳩家達

相変わらず蒸し暑い

2019-07-05 22:28:38 | 日記
今日も曇り空で気温23・7度
相変わらず蒸し暑い!

なにしろ・・・これと言った話題がありませぬ
なので古本から1600k鳩の続き

ハフナー鳩舎を訪れた
アメリカ鳩界の著名なカール・ホーリスの記事

「私は長い間、
たんなるトラップを早くくぐらせるような
短距離レースではなく、
800kや1600kのレースに強い鳩を作出し
記録に挑戦するという事に興味をそそられていたので
長距離に強い血統を探し求めていた

フォート・ウェインは1600kレースが
盛んに行なわれてるところなので
このクラブの代表鳩舎のハフナー鳩舎を訪問してみた

ハフナー氏は5羽の1600k鳩をカゴに入れてくれた
私はこれらの5羽の鳩が
ただたんに1600kを飛んだだけでなく
それと同時に出来るだけ早く帰って来る事を可能にした
何か肉体的な共通の特徴が発見できないかと思って詳細にみた

数千の鳩舎、数百のクラブが今日なお、
なかなか作れないでいる1000k当日帰りの鳩が
この鳩舎では毎年のように作出されている
これらの鳩は、不変の力を持った一連の血統なのである

1600kレースは忍耐力のレースだと思ってる人達は
1600kを分速772mで飛び帰ることは
忍耐力というものを遥かに超えたものが要求される
という事を知らなければならない

ヨーロッパのどこを探しても
これら1600kに比較し得る鳩は存在しない

私は鳩を掴んでいる私の指が
なにか私が求めている回答を与えてくれはしないかと考えながら
これらの鳩を1羽ずつ6~7回にわたって見てみた

これらの鳩は長く強靭な主翼と
そしてゆったりと良く発達した筋肉組織を持っている
もし人間と鳩が比較できるものとしたならば
これらの1600k鳩は耐久力が要求される長距離レースの
記録更新を成し遂げた記録保持者の
それと同じ肉体構造を持ってると伝えたい。

私はこれらの鳩を見て
もし戦前の1600k翌日帰りの記録が
将来破られる事があるとすればこのハフナー鳩こそが
その第一候補であると思った

私は35年間にわたって数えきれないほど
多くの鳩を取り扱い、また審査してきたが
このハフナーの1600k鳩達は
まるでサヤの中に入ってるエンドウ豆のように
見ないで掴むだけでは
どれがどの鳩か見分ける事ができないくらいに
ひとつのタイプにできあがっていた

ついで私は翼をもう一度観察した
主翼と副翼には顕著な相違段階があり
私は非常の興味を持った。

私はこれらの血統がアメリカにある限り
アメリカ鳩の名声は世界のどこの国の鳩達のも負けない
最高のものを持ち続けるであろう事を
信じて疑わないもでのある」

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ミストラル)
2019-07-06 07:15:32
その鳩たちの一族は、そしてアメリカの鳩レースはどのように変わっていったのでしょうねえ
レースやってるのかなあ
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アメリカ鳩 (第3のビール)
2019-07-06 22:32:04
ミストラルさん
昔は欧州よりアメリカから沢山輸入されてたので
アメリカ鳩界の情報も入ったのですが
現在は欧州からの輸入が殆どなので
アメリカ鳩界の事情は余り分からないです
ただ1600kレースは今でも行われてるようです!
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ハフナー鳩 (じゃこ天)
2019-07-07 22:44:31
ハフナー鳩はどれくらい日本に入ってきたんでしょうか?
最近は全く聞かないですね。
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Unknown (第3のビール)
2019-07-08 19:10:35
じゃこ天どん
ハフナーは大金持ちだったようで鳩を売る必要もなく
それほど沢山の鳩は輸入されてないと思います?
少なくてもベルギーの有名鳩舎のように
鳩をバンバン売ることはなかった?

なにしろ1960年代の話なので・・・
80年代に入ると日本はスピード系時代に入り
長距離系が粗末にされてしまったので
多くの長距離系や在来系が絶滅危惧種になってしまいました

今でも末裔は存在するかも知れません
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