さんぽ道から

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GE考Ⅱ~

2017-11-15 13:51:03 | ダイアリー


米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)の株価の下落が止まらない。一昨日は年初来40%減の値をつけ 昨日はさらに 6%ほど下げた。8月に CEO に就任したジョン・フラナリー氏が 約束していた経営方針(全社を見て回り 11月 13日に公表した再建計画)を発表し、これが 抜本的なものとはいえない と株主に評価されて 6年前の株価水準にまで落ちたという。

フラナリー氏の計画は、
・事業構造をスリムにする(航空・電力・医療に事業をまとめる、即ち 輸送事業などの旧事業や石油サービス事業からの撤退/売却)

・経営資源を収益性の高い事業へ振り向ける(新ビジネスへの投資はスローダウン)

・キャッシュフローの改善(株式配当減、幹部報酬の半分を株式に、事業売却を早める)

・幹部社員の業務評価システムの改善(3年目標に連動した評価 → 表明したことを実際どれだけ実行に移したかを示す「セイ(say)/ドゥ(do)比率」による評価)

・業績予想の下方修正 でしたが、

・事業見通しが予想より悪いこと
・事業切り離しや売却などのリストラ策が不十分で 時間がかかりそうなこと
・売り上げの伸びが期待できない  点が

株主には不評だったようです。

新経営方針は フラナリー氏が GE 勤続 30年で その実績からじっくり現場を見て回って 出来るだけ人的資源を確保する方向 で作成した 再建計画のようで そう 日本式の経営改革案のようで好いと思いましたが、短期間でドラスティックにバサッと事業を 従業員を切って利益を出す 米国流再建策に馴染んできた株主には かったるいものだったのでしょう。

フラナリー氏の計画の中で 特に好きなのは、セイを数字にするのは大変ですが、「セイ(say)/ドゥ(do)比率による業績評価です。年間給与改定方式の欧米では 一番公平なような気がします。昔欧州で仕事をしていた時に 従業員の評価の 6割(残りの 2割は上司の抽象的な評価、2割は全社業績評価)に採用していた方式です。

評価は従業員のやる気の源ですし、従業員のやる気なしには会社は伸ばせません。フラナリー CEO の下での GE の復活劇は 日本式経営改革案の適否でもありますので 今後とも要注目です。早く再建できるといいですね…
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