さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

元官僚の殺人事件

2019-06-04 18:36:16 | be short


6月1日東京都練馬での殺人事件、元農水省事務次官熊沢氏76歳による、引きこもりで家庭内暴力の息子44歳殺害事件には考えさせられました。

ついつい唸ったのは・・・

◎熊沢氏に同情できる余地はあるのかという点

  30年前から長男による家庭内暴力が続いていたことと、小学校がうるさいので小学生を殺すとの異常行動があったことでは同情もしたいところですが、普通殺すところまでいくだろうか?先ずは警察に(警察に相談窓口はあるのだろうかという疑問はありますが)相談に行くステップがあっていいですよね。直情的になってしまった原因が他にあるのでしょうが、それが明らかにならないと、同情は難しい・・・

◎長男は悪の権化のような人物報道ですが、何が彼を(中2頃)変えたのだろうか?

  有名私立中学に入っていたから彼の発達障害(脳の機能の発達がアンバランス)は学習障害面より、意思表示下手と注意力散漫に現れていたのでしょう(?)中学でいじめにあって+学習意欲も落ちてきて、母親に’勉強せよ’と注意され、好きなプラモデルを壊され取り上げられて、家庭内暴力が始まったようです。ゲーム三昧と家庭内暴力で鬱(病)が解消する回路が長男の中に出来上がってしまったようです。これって治療対象では?エリート家庭では発達障害は病ではなかったのでしょうか?

◎自分が熊沢氏の立場にあったなら’殺す’行為に出るだろうか?

  エリート街道を上りつめているときに、家庭問題は女房にすべて任せたいところ。女房任せの子育失敗の問題の決着の仕方に殺人はあるのだろうか?子育ての失敗は両親二人の責任でしょうから、長男に殴られ続けられても、人里離れた山奥の一軒家に長男と引っ越す手もあったような気がします。

◎引きこもっている人は社会に負い目があるでしょうに?
  
  発達障害が進むと 自分は正しい&周りがおかしい ととるようになるので、殺される長男(熊沢英一郎氏)には負い目は無かったのでしょう。負い目のあった病の初期が、生んだ親が悪いなどと言い出す前が、治療時期だったような気がします・・・
  
◎引きこもれる生活費があるということは日本は豊かになったんだなぁ?
  
  未開地域に住む原住民なら、プライバシーのない・貯蓄のない共同生活体ゆえ、発達障害者は障害を発現する場は与えられない、毎日(共同体で)全員の力を合わせなくては生活が成り立たないから・・・精一杯生きなくてもいい社会ならではの犯罪だったのような気もします・・・

・・・でした。


熊沢容疑者は、超エリート故、彼の経歴ゆえ、何事も 自分が何もかも決着をつけなくてはならないという意識が出来上がってしまったのでは・・・己が天罰を下す(殺人)行為に出なくてはならない 社会の上に立つものとして的な間違った認識にとらわれてしまったうえでの犯罪だったのでしょう。

エリート家族(外見上の不都合が人権にも勝る価値観のある家庭)に起きがちな事件事故で、その究極のパターンもののように感じました。

個人的には 我々は常にどこでも共同共生体(人権やプライバシーはコアな部分を除いては相対的なもの)にあると感じていたい と思った事件でした。
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