さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

最近読書が遅くなる…

2015-02-26 06:17:30 | 抜き書き

<「・・・・・アメリカ人は、病気にかかると腹を立てる。どうしてこんなことが自分に起きるんだ、って。今すぐ間違いを正さなきゃいけない、ってね。ただちに。でもフランス人は、生きていればいつか死ぬときがくるって理解している。ひどいことだなんて思わないの。この世が生まれて以来ずっとそれは起こってきたのよ。生きていればいつか死ぬ。そうでしょ?・・・・・」>「前夜」リー・チャイルド上P174より

<「おれたちに会えなくなるのが寂しくない?」彼は訊いた。「質問がまちがっているわよ」母は言った。「私はいずれ死ぬ。そうしたら、寂しいともなんとも感じなくなる。寂しくなるのはあなたたちよ。・・・・・」私たちは無言だった。「ほんとうはちがうことを訊きたかったんでしょう?わたしがあなたたちをおいてきぼりにするのか、って?息子たちのことをもう気にかけないのか、って?あなたたちの人生がどうなるのか見たくないのかって、って?あなたたちにもう興味を失ってしまったのか、って?」私たちは無言だった。「よくわかるわ。本当のことを言うと、とっても気になる。同じ質問を自分に問いかけてみた。映画の途中で映画館から出ていくようなものよ。面白い映画の途中で映画館から出ていくようなもの。それはわたしも不安。その後の展開がどうなるのかわからないんですものね。結局あなたたちがどうなるのか、ぜったいにわからない。どういう人生を送っていくのか。それがつらいわ。でも、遅かれ早かれ映画館から出て行かなければならないってさとったの。だれも永遠になんて生きられないんだもの。これからの人生であなたたちになにがおこるのか、わたしにはぜったいわからない。結局そういうことなのよ。健康でうんと長生きしたって、結局はだめ。それをさとったの。あきらめたってことじゃないのよ。死はいつだって不意にやってくる。もう少し生きたいと思っても、いつかかならずやってくる」わたしたちは長いことだまってすわっていた。>「前夜」リー・チャイルド上P176~177、母と息子二人との会話より

いつもだったらスーっと 読み過ごしてしまう個所も 今回は引っかかった。体調にも、年にもよるのでしょうが・・・

引っかかったのは 死という漠然としたもののほかに 作者の言う 映画の途中で映画館を出て行かざるを得ないという無念さ 死に際のこの世にやり残したことがあるという無念 です。


個人的なやり残しには 大きなものから小さなことまで、例えば 本人だけしか知らない財産や負債や契約事 から 宝くじ券や図書館から借りている本等などの些細なことまで あるでしょう。これは 相続人に迷惑をかけたくないという思いや、死後もいい人だったといわれ続けられたい という思いの大小に かかわっているからでしょうね。

傍から見てもよく分かる契約書などの整理整頓 暗証番号などは 時々まとめていましたが、これからは半年に一回は、お盆の時などに 体調・記憶力のあるうちに 見直してゆくことは必要ですよね。 できれば負債から…
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