さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

タイ王国の安定は…

2016-10-16 06:49:32 | ダイアリー

タイ王国のプミポン国王が13日に亡くなって、昨日は遺体が病院から王宮に移された。王宮への短い沿道には王の死を悼む数万人が、棺に手を合わせるため集まり、中には王が亡くなってから二日間も王の棺に悲しみを伝えるためだけに、路上で寝泊まりしていた方々が出ていたという。

通勤する方のほとんどが黒を身につけ、会社によっては、出勤率は5割という、全国民の悼み/痛みぶりだ。喪服期間は一か月という。大変な方をタイは失ってしまったのですね。日本にとっても、皇族と親密な関係や 4500社にも上る企業がタイに進出ているという経済関係で、今後のゆくえを心配する方が多いという。

心配は、
プミポン国王の死は、米国、延いては日本のアジア外交・安全保障政策に大きな影響を及ぼすからだ。米国のアジア・太平洋政策の南の基点が、プミポン王と米国の親密な関係で成り立っていて、次期国王のワチラロンコン皇太子は、プミポン国王ほど米国に拘っていないからだという。

今、
・フィリピンは新大統領のもと(中国による大々的な経済支援を期待して?)反米親中策を掲げ始め、
・インドネシアとマレーシアは、ASEANの安全保障や外交より、国内政策優先で中国によるインフラ整備支援を期待いる。

・オーストラリアは大貿易相手国たる中国に配慮した外交・安全保障政策を取り始め、
・ベトナムもこと米国との軍事協力面では、ベトナム戦争のこともあって進展させていない。

この動きに、
タイが、新国王のもと、社会主義的政策、親タクシン派の離米近中外交を取り始めると、米国のアジア・太平洋政策に杭を打ち込む中国による南シナ海の軍事拠点化が、受動的に成立してしまうということだ。南アジア全体(ベトナムは△のようです)が親中圏に入ってしまうということだ。

新米大統領の就任を機に、今まで表にあまり出なかった米国の本音、親中(経済政策優先)外交&安全保障が、この南アジア諸国による中国の南シナ海進出の黙認で、一気に表に出てくる可能性がある。

次期ワチラロンコンタイ国王への中国のダメ押しアプローチと 中国の支援を受けるタクシン派の動きには超注目だ。

プミポン国王の死は日本にとっても非常に大きなダメージになりかけている・・・
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« 親父と、その後ということで... | トップ | 回想日和の日曜日 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ダイアリー」カテゴリの最新記事