Eddiy's Cafe ---Original Roasting Style---

エディの珈琲自家焙煎日記
珈琲のおいしさの追求の日々。
自分なりに焙煎を通して感じた事を綴っています。

エチオピア モカ Ḡ4

2018-12-26 11:19:39 | 珈琲焙煎
こんにちは。

今日はエチオピアの話。

この前、某市で珈琲問屋に寄って、久しぶりにエチオピアを購入してきました。

エチオピアは珈琲の原種がある地域で、香味が他の産地とは一味違う様に感じます。



そうなんです。Ḡ4なんですよ。
若干不安を抱えながら焙煎してみました。





結果としては「やっぱり」でした。



ニュークロップ、オールドクロップ、死豆、虫食いなど豪華に入り乱れて入っていて、1ハゼが終わらない内に2ハゼが来る有様。

香味も???でした。

やはりḠ1クラスでないとエチオピアは駄目なんでしょうね。

ですが、この豆で一つだけ豆自体の香味とは違う問題が出ました。

またあのエグミです。
多分、水抜きの後工程でガス圧を0.8以上に上げるとこのエグミが発生するように思います。
豆内部の水分が抜けない内に1ハゼに移行して、香味に不要な成分が残っているんでしょうね。

焙煎機自体の改造をしないとモンダイの根本解決にはならない様な気がします。

と、言う訳で次回は改造レポートになりそうです。

それではまた来年。
一年間ありがとう御座いました。
良いお年を。

ルワンダ スカイヒル

2018-12-06 09:49:12 | 珈琲焙煎
こんにちは。

先日ルワンダを焙煎しました。
焙煎2日目で甘みとコクが凄いです。
それと、香りに柑橘系が混じっていて、とてもリッチな気分にさせてくれます。




【プロファイル】
投入から白:ガス圧=0.4 ダンパー=25%
白から1ハゼ:ガス圧=0.82 ダンパー=30%
1ハゼから排出:ガス圧=0.5 ダンパー=55%
投入温度=140度
焙煎度=フルシティ

思った以上の香味ですが、やっぱりドラムが気になります。
少なくとも2mm厚位のドラムでないと思った様な焙煎が出来ない様な気がしています。

あくまでも自作にこだわって作ってきましたので、ここで業者にドラムを発注するのも気が引けます。

何か方法を考えなければ。

と言うのも今の焙煎は25分掛かっています。
プロファイルを変えたら伸びてしまいました。
自分としては15分ぐらいを目標にしたいのですが。
なんとかしないと。

考えがまとまったらまたレポートしますね。
それではまた。

珈琲の苦みの出来る訳

2018-12-03 20:42:57 | 珈琲焙煎
こんにちは。
大変ご無沙汰しております。

最近は焙煎機の完成と共にすごーくサボってばかりの日々を送っております。

ですが、珈琲の香味の探求はサボっていた訳では無くて、結構大きな山にぶち当たっていたのですよ。

大きな山とは「苦み」。

浅煎りでも深煎りでも同じような「苦み」が出てしまい、これを何とかしようと奮闘していました。
結論から言うと単純に「焙煎機の余熱はほどほどに」と言うことです。

自作の焙煎機は、ドラムに使った素材がステンレスですが、これの厚みが0.4mmのごく薄い材料でして、熱がモロに珈琲に伝わってしまうのですよ。これが。

ここの所が分らなくて苦労しました。

具体的にはどういう事かと言うと、一般的な焙煎機は余熱を180度位まで上げてから生豆を投入します。
この時、ドラム内はほんわか温まった状態で、生豆の表面を焼くような熱さはありません。
しかし、自分の作ったドラムは極薄のため、下のバーナーの熱をモロに吸収してその分をそのまま生豆に伝えます。
結果として表面焼けが起こり、生豆の中と外の焙煎度の違いが極端に出てしまいます。
これが原因で「苦み」が発生していたと思われます。

この「苦み」を他のもので表現すると「御岳百草丸」を舐めた感じに近いものが有ります。

「良薬は口に苦し」 おやじの口癖だったですが、珈琲はほどほどが良いですね。

【焙煎プロファイル】
余熱 : 140度~150度(夏と冬で変えています。ちなみに夏が140度)
投入から白っぽくなるまで : ガス圧=0.4 ダンパー=0.25
白から1ハゼまで : ガス圧=0.75~0.8 ダンパー=0.3
1ハゼから排出まで : ガス圧=0.5 ダンパー=0.55

大体こんな感じで落ち着きそうです。
まだ「白から1ハゼまで」は考察の余地有りと感じます。

で今回はコロンビアをフルシティとフレンチの中間で止めてみました。




香味の特徴として以前より良くなった点が二つあります。
1.苦みが普通の飲みやすいものになった。(まあ、当たり前ですが)
2.焙煎後の日毎の変化が少なくなって、2日目から10日間位はほとんど一定の香味が出る様になった。

以前は香味の変化も珈琲の内と考えていましたが、安定した香味で頂けるのは良いもんですね~。

それではまた。