王様の耳はロバの耳!

OCN blogzine からお引越ししました
でもやっぱり何も聞かなかったことにしてください(笑)

PS-PROC01

2009-01-31 00:00:53 | PSoCで遊ぼう

P1300019s パステルマジックさんに注文.今回は…

P1300022s PS-PROC01 という新商品.お?

P1300026s やった!1番2番だ!ちょっとうれしい.

P1300029s しっかり包装されてます.

P1300031s けっこうごっつい基板ですね.28ピンのところははんだを吸い出してピンでも立てますかね.

P1300035s 表あるところに裏あり(意味不明).

アマチュア無線で使うには,送信機系統図(資料あり)を書いてTSSに保証認定を申請する必要があるようです.2000円のお布施がいりますが,台数に依らず一律,だそうだから,まあ勘弁してやるか.(と偉そうに言う.)

電波の型式は…ふむふむ,で,定格出力は何ワットだろう?工事設計書に書かないといけないからなあ…そうだ,データシートをみれば…あー,0dBmかあ,つまり1mWね.よしよし.[11:41 追記] さっそく修正され,最新のドキュメントでは定格電力はちゃんと記載されています.ありがとうございました.>JUNK-BOXさま._o_

スペクトラム拡散変調では保証認定が通らない,という話をあちこちで聞きます.どうやらその理由は…ふむふむ…なるほどねえ.この8バイトがみそなのか.(と思わせぶりに書くw.)

はい,みなさんもちゃんと商品買って解説書をゲットしましょう.

そういえば,この前買ったままのCY3271も,うまくやれば保証認定通るのかなあ.問題は…だな.ちょっとソースを覗いてみよ.


中断ボタンボックス

2009-01-03 18:16:45 | PSoCで遊ぼう

Img_3556s この子の名前ですが,「中断ボタンボックス」といいます.赤いボタンが「中断ボタン」です.

ということは,何かを「中断」するためのボタンということなのですが,

OSからはこの子は実はHIDデバイスに見えます.何のHIDデバイスかというと…

「キーボード」です.

しかも,この子が送れる文字はただ一つ,「Esc文字」です.

つまり「エスケープキーだけがついているキーボード」がこの箱の正体,というわけです.

以前にこんな工作をしたのですが,じつはその続き,というか,仕様の追加でこのような工作が必要になりました.

これはわたしの職場にある,ある展示装置のための付加装置です.その展示装置とは,ジオラマ模型と,照明装置と,タッチパネルディスプレイを備えたパソコンとから構成されています.

展示装置の目的は,ジオラマ模型(昔の街並みなのですが)の各部分を観客に分かりやすく説明することで,あらかじめ,模型の見どころにスポット照明が当たるようになっています.そのスポット照明は,コンピュータ仕掛けの照明装置でコントロールされ,何番のスポットを何秒照らせ,というプログラムに従って動きます.

Img_3562s 一方,タッチパネルディスプレイには,画面を触れて説明をスタートさせる働きと,

Img_3565s 参考となる資料を示しながら説明をすすめていく役目があります.この画面はPowerPointで作られています.

前にもぐちをこぼしたとおり,説明を始めるときに,照明装置の方に合図を送ったら,あとはそれぞれが時間を守って説明画面を出したり,スポットライトをコントロールしなければなりません.楽といえば楽ですが,ごぞんじのとおり,PowerPointのスライドショーの時間指定はとてもいいかげんで,数秒狂うのは当たり前です.となると,ライトとタイミングがずれて見るに堪えないものになります.そこで,どうせ照明装置に合図を送る部分も作らないといけないから,ということで,VB.NETで時間管理を行うプログラムを書き,PowerPointがこのプログラムから決められた時間で画面を切り替える指令を受けてスライドショーをすすめていく,というしかけになっています.

説明は,最初にボタンで選択することで4ヶ国語の説明を選ぶことができます.どの番組も3分40秒ほどの同じ長さで作ってあって,ナレーションの音声も決められた時間で作るなどして時間をそろえる工夫をしています.これは照明装置側のコントロール情報の設定が大変なため,1種類の照明パターンですませるための(費用もだいぶ違うのでw)苦肉の策です.

さて,照明装置に指令を送るためのリレーボックスを自作するなどしてがんばったこの装置なのですが,実際に運用を始めてみると困った問題が…とくに小学生に多いのですが,表示された説明を見ずに適当に画面をたたく,それで番組が始まってしまいます.で,日本語じゃない説明が始まってしまって,たたいた本人はつまらないのでどこかに行ってしまう.じゃあ番組再生を中断すればいいじゃないか,と思われるでしょうが,この装置を企画した先生は,「最後までちゃんと見てほしいから中断の仕掛けはつけないでほしい」とたっての希望でしたので,あえて中断の仕掛けを設けなかったという経緯があります.

しかし,現場のスタッフからは,頻繁にそういうことが起きるので,何とかしてほしいという報告ががんがん上がってきます.おそらくスタートのボタンを押してすぐに番組が始まるという構造が悪いのだろうということで,いまインターフェイスの見直しを別途すすめている(専門家に相談している)ところなのですが,とりあえず番組を中断する仕掛けをなんとかつけてください,ということで,中断ボタンボックスの出番になりました.

PowerPointのスライドショーを中断するときはEscキーを押しますね.制御プログラムからPowerPointを呼び出している時もEscキーを押すと再生は中断され,中断されたよという情報を制御プログラムで受け取ることができます.そこで,制御プログラム側では,スライドショーが強制終了した場合は,照明装置にプログラムの中止信号を出し,照明がもとにもどるまでの数秒間は画面操作ができないようにロックするようにしました.照明装置からプログラム中断指令用の線を出してもらう必要がありますが,これはそれほどお金がかからないということで,あとは中断の仕掛けをどう組み込むかということになりました.来館者に頻繁に中断ボタンを押させることはさせたくないので,中断のボタンは来館者から見えないところに取り付けて,展示場のスタッフがそっとボタンを押して番組再生を止める,ということにしました.説明画面に常に中断ボタンを出すことも考えましたが,画面デザインをやりなおすのは困難でしたので(あとプログラムが難しくなるのもいやだったので)やめました.

Img_3561s こんなふうに秘密の場所にボタンは隠れています.しかし,めざとい子どもが見つけて押すかもしれません.そのため,ちょっと押しただけでは反応しないようにインターフェイスを考えることにしました.ボタンの押し方を知っている人だけが番組を止めることができる,ということです.

結果として,ソフトウェア側の更新は最小限ですませることができました.(半日で改造を終えることができた.)ボタン側のプログラミングも,24794のサンプルプロジェクト(AN2298)を参考にささっと作ることができました.圧電サウンダはPWM8で鳴らしています.周波数だけのことですからPWMである必要は全然ないですが.

中断ボタンのプログラムは…じゃmain.cだけでご勘弁ください.「main_090103.c」をダウンロード .動作の様子はこちらをどうぞ.「081219-110810.wmv」をダウンロード アドエス君で撮ったので音と画像がずれまくりですが,かすかにブザー音が聞こえるでしょうか?カチッという音が聞こえていますね.これはリレーボックスの動作音だと思います.中断信号を照明装置に送っています.

USBキーボードとしてみると,かなりへんてこりんな動作をしています.このボタンでEsc文字を送るのは忍耐が必要です.しかもいったん文字を送ったらしばらくロックをかけてボタンを受け付けないようにしています.しかし中断ボタンとしてはこれでまあいいだろうと.もっといいインターフェイスを工夫することもできるでしょうし,本体のプログラムに手を入れずできますから,タイミングの問題だけ気をつければ,かなり自由に作りこむことができます.

本人はなかなか面白くできたなあ,とにやにやしているのですが,PSoC工作としてはアナログ要素ゼロなのでうーむw.まあ,24794で手軽にHIDデバイス,ということでお許しください.

(完)w


ケースに組み付ける

2009-01-02 17:23:59 | PSoCで遊ぼう

Img_3501s いよいよケースに部品を組み付けていきます.

Img_3504s パチンとはめこむだけ.簡単です.

Img_3508s もうひとつの穴はUSBケーブルを通す穴でした.マルツで買った長さ1mのA-miniBケーブル.

Img_3509s コネクタがぬけてしまわないように結束バンドを使って…

Img_3512s スイッチが基板に当たらないか心配したのですが,すんなりおさまってしまいました.

Img_3516s 裏の配線.電源はUSBからとる形です.P2[0]がスイッチ,P3[0]がLED,P4[0]が圧力サウンダという配線.

Img_3522s 裏ぶたをとりつけて…

Img_3537s 完成したようです.

Img_3547s 後ろ側から.

Img_3548s Img_3551s 思いのほかUSBケーブルまわりがうまくいったのでいっぱい写真をとっちゃいましたw.最初に使おうとしていたケーブルが太さや長さが気に入らなかったので急遽買い出しにいったのですが,コネクタが微妙に太かったので穴をやすりでごしごしと…自分の腕前ではこれ以上きれいにできないのでもう合格(甘甘).

…で,これ,何?と思った人.次回を待てw.


中身をしあげる

2009-01-02 11:33:34 | PSoCで遊ぼう

Pc140045s じつはこんな感じになります.

Pc140047s 秋月のアウトレット品,ミヤマのMS-910というLED入り押しボタンスイッチ.1個100円でお買い得でしたが,長らく使う機会を逸しておりましたデータシートはここ.オープンコレクタなのでプルアップしておいてPush Lowで検出ということになります.LEDはスイッチと独立にONOFFできます.Lowで点灯.マイコンに直結できる設計です.秋月にあるのは赤だけなのがちょっと残念.

Pc140049s データシートには「JST B4B-PH-K-S」とあります.これは日圧の2mmピッチのコネクタで,通称「PH」シリーズといわれているものです.データシートはこちらねじの西川でコンタクトピンとハウジング(PHR-4)を手に入れることができます.圧着はエンジニアのPA-09で.やっと役に立ちました?

Pc150006s 基板は結局こういう工作になっています.圧電サウンダーはいろいろ探して結局マルツのこれにしました.データシートは村田製作所のページで手に入ります.PS-USP01の下にみんな入ってしまいます.

Pc140052s あやしい試作風景w.どんな仕様にするかメモを書きながら検討中…いや,やることは決まっているんですが,ユーザインターフェイスをどうするか…

Pc150004s これは次の日の風景.そろそろケースに組み付けです.

つづきはCMのあとで.


ケースを加工する

2009-01-01 22:54:17 | PSoCで遊ぼう

Pc130001s テイシンのTB-7というケース.穴あけパターンはPowerPointで作図.寸法を入れてそのとおりプリンタから出るので結構便利.

Pc130006s_2 普通のアラビアのりでつけたら,乾いたらぺりぺりはがれてしまって…湿っているうちに作業した方がよかったです.何かいい方法ないかしら…

Pc130009s やっと穴があきました.これからリューターとやすりで仕上げていきます.

Pc140002s まあこのぐらいで充分なので…

Pc140023s こんどは反対側です.これは現物合わせだったのでボールペンで作図.

Pc140028s 仕上がりました.でも実はあとでやすりで広げるはめになりました.理由はあとでw.

Pc140027s 今回大活躍したリューター.

Pc140031s Pc140032s Pc140036s Pc140037s しつこく写真をのせてしまおうw.だって苦手なのにがんばったんだもんwww.

つづきはまた明日.


PS-USP01を下ごしらえする

2009-01-01 17:59:35 | PSoCで遊ぼう

Pc140004s パステルマジックPS-USP01ですが,

Pc140007s Power LED とポリスイッチは自分でつけましょうということで,

Pc140008s 以前に工作した時の買い置き品.

Pc140011s 拡大写真がこれぐらい撮れれば満足.上下逆のような気がするけど気にしないw.

Pc140013s 今回はクールに青LEDにしました.これも買い置き品.

Pc140014s こいつは極性が比較的読み取りやすいです.

Pc140017s ピントいまいち.左がカソード,右がアノード.

Pc140019s 一応極性を確認するのであった.こいつは以前に作った治具.ちょこんと乗せてるだけ.

Pc140021s こんな物でも作っておくととても便利.今回使うLED(左端)は秋月の一番左側のLEDと同じもの.

Pc140041s ISSP端子付けて,足付けて,基板の上で位置決めしているところ.ISSP端子はモレックスの5045(5ピン)をねじの西川の2階で買ってきて,プラスチックの壁?をちょこっと切って使っています.

Pc140039s んんん?下からちょろりんと見えているのは何?

このつづきはCMのあとで(笑).


あけましておめでとうございます

2009-01-01 17:32:57 | 日々のつれづれ

謹賀新年 2009

ことしもよろしくお願いいたします.

自分ではとても楽しいんだけど,とても人にはわかってもらえない,でも世界のどこかにこんな話を楽しそうに読んでくれる人いないかな~,と井戸の底に向かって叫んでみよう,というのがこのサイトのコンセプトとなっております.不定期更新です.

それでは最近の工作ネタからスタート.