エコヴィレッジ鶴川は一日にしてならず

鶴川某地にて展開する自然志向のコーポラティブハウス「エコヴィレッジ鶴川」。
住民の手で心地よい暮らし、現在進行形。

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くりこま・ウレシパモシリツアー 顛末記3

2005年07月31日 | パーマカルチャー公開講座
【2日目 ウレシパモシリ見学】
■いざ!東和町へ
2日目は我々へのパーマカルチャ伝導を請け負って頂いた酒匂さんの自然農園-ウレシパモシリ-見学です。朝,旅館を出発し,東和インターチェンジ出口で酒匂さんと待ち合わせです。

インターチェンジについてふとスケジュールを見ると,「11:30 東和IC合流,11:30 西洋風ガーデン見学」とあります。「あ-あ,移動時間計算してないよこりゃ,押しちゃうよー」と思ったのですが・・な-んとガーデンはインターチェンジのすぐとなり(本当に隣・ものすごぉく隣)でした。てくてく歩いていく人もいて車で移動するのがばからしいくらいです。とりあえず,そば屋さんで昼食となりました。

■西洋風ガーデン見学

昼食後は西洋風ガーデンの見学です。酒匂さんの奥様がガーデンを作る際,かかわられたそうです。このガーデンは20R,600坪あります。通常,植木屋さんが育てた大きな木を持ってきて植えるのが当たり前だそうですが,全ての木々が苗から育てられたそうです。10年前から始められたとは思えないほど木々が茂っていました。

このガーデンの特徴は当然,有機管理であることに加えて,食べられる景観作りを目指している点だそうです。まず,センターにやせた土地でも早く育ち,木陰を作り出すアカシアなどを植え,回りにじょじょにいろいろな植物を植えていくそうです。タラ,はしばみ,アーモンド,すいかずら,リンゴ,バレー,グミ,ベリーなどの木々を観察しました。

これらは鶴川でも十分栽培可能であり,様々な味覚を楽しめ,かつ,垣根代わりになったり,日陰を作ったり,窒素固定したりと大活躍するそうです。

あと,ベランダなどで栽培するのにいいのが,麻袋栽培!だそうです。コーヒー豆なんかが入っている麻袋に,ここではメロンを栽培していました。

麻袋は保温性,通気性に優れ,すごく良いそうです。

もう1つのこのガーデンの特徴は園芸療法です。基本的に植生が車いすの目線で美しく見えるように設定されています。

導線に関しても(ハーブガーデンは特に)車いすで動きやすいようになっています。さらに,園芸作業を精神疾患や障害を持つ方々への療法として活用しているそうです。これに関しては,「精神科・作業療法士のある人(私の頭が上がらない人)」が興味津々でした。

いつまでも興味のつきないガーデン見学でしたが,時間がやってきてしまい,いよいよウレシパモシリ見学です!

■ウレシパモシリ見学

ウレシパモシリ-アイヌ語で「自然界」-に到着しました。2軒の家屋の周辺に田畑が広がり,空は青く,空気は澄んでいました。我々を歓迎するために豚君まで現れてくれ,一同で大騒ぎ。奥さんとお子様をご紹介頂き,早速,農園見学に出発しました。

はじめに,お子様たちの名前の由来になっている,はんの木,ねむの木についてのお話がありました。

これらは,昔,たんぼの畦に植えられていたそうです。畦を安定させ,窒素固定をするそうです。また,伐っても再生力が強く,薪の材料として重宝したそうです。

水田では見事に稲が育っていました。

今年から,全ての水田で不耕起農法を行っており,もっぱら「合鴨たち」が耕したそうです。

除草のため,くず大豆を撒いたそうですが,ほとんど鴨のえさになっているのではとのこと。そのせいか,なんと野生の鴨まで夜勤(ハンターを避けるため)で耕しに来てくれるそうです。

また,畦の草は刈ったあと,持ち出さないと行けないそうです。なぜかというと刈った葉をその場においておくと有機質の良い土になってしまい,畦が崩れてしまうからだそうです。そこで,ウレシパモシリでは,牛に畦の草を食べてもらっているそうです。

えさ代の節約,手間の節約になり,しかも,畦の草さえも無駄にしないという,まさに「循環」といったところでしょうか。さらに,排水路では蛍の幼虫のえさとなる貝が生息しており,そのおかげで,大乱舞がみられるそうです(みたーい)。

次に,ため池に移動です。

ウレシパモシリの農業用水は全てこのため池でまかなわれているそうです。深さは3mもあり,ふな,こい,沼エビなどがいるそうです。これらは食卓にならぶ事もあるそうです。ちょうど,まわりの山々の雪解け水が集まってくるようにデザインされているそうで,昔の人はすごいなと思いました。

面白かったのは,「ふなはわく」というお話です。ため池などに生息しているふなというのは人が放した訳ではないのにいつの間にか住み着いているそうです。これを地元の人々は「ふなはわく」というそうです。

ため池から戻る途中,畑でキュウリをもいで食べさせてもらいました。

甘いこと,びっくりしました。こんな,野菜を鶴川でも作れたらと夢は膨らみます。

母屋の前まで戻ってきてから,豚舎,やぎ,鶏舎を見学しました。

なにが,びっくりって全く臭くないんです。これなら,十分鶴川でも飼える!と思いました(豚は無理かもしれませんが・・鶏とヤギならイケル?)。方法について聴きましたが詳細が理解できませんでした。また,教えてもらいましょう。鶏に関しては鶏舎の中にミミズの養殖箱がおいてあります。ミミズを鶏が食べ,鶏の糞をミミズが食べるという「循環」がここでも出来上がっています。

これらの見学のあと,即席タープの下で頂いたお茶とケーキ(ウレシパモシリ製 卵&にんじん)のおいしかったこと!感動的でした。

これらを頂きつつ,酒匂さんへの質問タイムとなりましたが,いやー盛り上がりましたね。やがて,終了,順次解散となっても誰一人帰りません。本当にいつまでも帰りたくない,心温まる思いがしました。

我が家も,蛍乱舞に後ろ髪を引かれつつ,風の又三郎の地,種山高原へキャンプに向かうためウレシパモシリを後にしました。こりゃ,また来なきゃね。ていうか間違いなく来ます(みなさんもそう思いますよね?)。酒匂さん,そして奥様とお子様方,本当にありがとうございました。

■二日目のまとめ
二日目は,西洋風ガーデンで実際の外構の参考になる体験をしました。かなり,具体的にイメージが湧いてきました。ウレシパモシリでは,まさに,パーマカルチャ-循環型社会が実践されていました。

そして,それらを目の当たりにできたこと,いろいろなお話を聴けたことは非常に有意儀でした。しかし,この場所の美しさ,においを感じ,空気を吸い,音を楽しみ,それを皆で共有した-体感したこと-の方がより重要である気がします。この体感をぜひ鶴川でも実現したいと思います。

【最後に】
このツアーを企画・運営して下さったアンビエックスの皆様,お忙しい中,細心の配慮を賜りありがとうございました。くりこまの皆様,ウレシパモシリの皆様,大勢で押し掛けた我々を暖かく,凄まじい情熱で迎えて頂いて本当にありがとうございました。ツアーに参加した皆様,この体験をぜひ,今後に生かしていきましょう。そして,また行きましょう!


この顛末記を最後まで,読んで下さってありがとうございます。くだらない点,至らない点が多々あると思いますが,できうる限り正確に情報を網羅したつもりです。また,少しでも旅の雰囲気,今自分の中に残っている思いをこの文章の中に凍結できるよう書いたつもりです。年月が経っても,この思いを忘れぬように・・

(文・かわちや)
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くりこま・ウレシパモシリツアー 顛末記2

2005年07月30日 | パーマカルチャー公開講座
【1日目 旅館・夜の勉強会】
■旅館への移動
植林体験のあと,全員で旅館へ向けて移動しました。車9台を連ねての移動のため,信号で後続車が取り残されてしまい途中で待ったり,はぐれる車がでたりと先導係のくりこまの方,本当にお疲れ様でした。旅館は佐藤旅館と温湯旅館に別れての宿泊です。

我が家は佐藤旅館に泊まりました。中庭に面して部屋がぐるりと配置されている変わった造りで,部屋の扉はなんと障子戸のみ!風情ですね~。

お風呂も露天風呂も情緒たっぷりで最高でした。ただし,強行スケジュールのため,旅館到着から次の夜の勉強会まで1時間ほどしかありません!みなさん,大慌てで入浴し食事を済ませ,いざ,山の講義へ出かけました。

■夜の勉強会・山の講義

夜の勉強会は,旅館近くの道の駅にあるレストランで行われました。呑める人はビール片手に,そうでない方はめいめい好きなものを飲みつつお話を伺いました。

まず,くりこま杉協同組合理事長の千葉さんから組合の現状についてのお話がありました。

平成2年にスタートした組合ですが,3つの基本方針があるとのことです。まず,山を守ること。放置され荒廃していく山に手を入れ守っていくためには,地元で製材し地元経済を活性化する必要がある。加えて,雇用の確保も大切なポイントであるそうです。2番目に,建てられた住宅で深呼吸できる空間を提供すること。かつ,それらを実現できる材を提供することだそうです。3番目に,安全性およびトレーサビリティの確立です。これは,深呼吸できる空間を作るために必要なことであり,国産材に対する信頼を向上させるためだそうです。

これらを掲げ活動されてきたそうですが,去年民事再生を申請したそうです。幸い,不採算部門を閉め20名の職員を解雇し,7月14日から再スタートを切ったところだそうです。これだけのすばらしい取り組みがなされているのに,経済的になり立たないという現状に強い憤りを感じました。

ついでに1杯目のジョッキが空に・・

次に,山武の社長である大場さんから山側の事情に関するお話がありました。

かつて,くりこまを含めた宮城の山というのはブナの原生林であったものを,戦後の拡大植林計画でどんどん伐採し,杉の人工林に変えていったそうです。

続いて,我が国の木材の使用に関するデータが示されました。一人当たりの木材消費量は20年前と比べて15%も減少しており,木造住宅割合というのもどんどん低下してきている。さらに,柱材における国産材の割合は平成5年には7割であったものが,平成14年には5割に減少してきている。木材の需要が低下し,かつ,安価で危険な外材に押されシェア自体も低下しているのが現状だそうです。このように,国産材で採算が取れないため,手入れされず放置される山が日本中でみられるようになってしまったとのこと。

さらに,問題なのは人工林の3割が同時期に植えられ現在45年生のもので占められていることだそうです。10年後には一斉に伐採時期を迎えるので,それまでにこれらを有効利用できる方法を確立する必要があるとのことでした。

大場さんのお話で印象的であったのは「山・木を守るということは水を守ることである」とのお言葉です。大きく育ち二酸化炭素還元能力や保水力の落ちた木を伐り,若い苗に変えていく事でこれらの能力が保たれるとのこと。まさに大きな循環を担う仕事だと思いました。

ここで,2杯目のジョッキも空に・・

続いて,相根さんからこれらの現状を改善するためのプロジェクト-エコハウスプロジェクトーが紹介されました。木材の原産地で製材のみでなく,住宅を組み立てられる寸前の加工まで行うことで山側に経済的な還元を行い,それを都市部に運んで住宅を造るというプロジェクトです。これに関しては相根さんから総会などで詳しくお話ししてもらいたいですね。

ついに,3杯目のジョッキも空に・・

最後にSさんから,森林経営の現状についてお話がありました。林業を守るために,日本の山を守るために様々な取り組みがなされているのだなと感じました。

私も大分いい感じに・・

こんな話を伺ってあっという間に時間が過ぎましたが,みなさん白熱した議論はなかなか終わりません。終了時間を1時間も延長して頂きようやく終了となりました(お店の方ありがとうございます)。ちなみに,子どもたちは外でカブトやらクワガタを捕まえて大喜びしていました。しかも,虫かごまでもらって!上機嫌でした(重ね重ねありがとうございます)。

このあと,帰ったあとも,それぞれの旅館で白熱した意見交換が行われたようです・・すごい・・。

■1日目のまとめ
ツアー1日目は,自分達の住まいに使われる木材がどんな山で育ち,どんな人たちによって守られ,どのように作られているのかを体験し,日本の山や林業の問題点について考えさせられました。我々の住まいや活動がこれらの改善に少しでも寄与できるよう願ってやみません。

(文・かわちや)
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くりこま・ウレシパモシリツアー 顛末記1

2005年07月30日 | パーマカルチャー公開講座
■はじめに
さる,7月30日,31日の2日間に渡り,くりこま杉協同組合およびウレシパモシリ(酒匂さんの自然農園)を見学するツアーに行ってきました。大人31名,子ども14名の計45名がツアーに参加しました。強行スケジュールの中,皆さん非常に熱心に見学されていました。まさに,エコビレッジ鶴川の住まい(建物)と価値観を支える重要な部分を体感した気がします。
行けなかった人も行った人もこれを読んで楽しんで下さいませ!

【1日目 くりこま杉協同組合の見学】
■集 合

ツアーの集合はくりこま杉協同組合へ13時となっていました。直接現地に行かれる方と東北新幹線くりこま高原駅に集合してから現地に向かう班に別れました。

駅に着いてみたら,くりこま杉協同組合の方がワゴン車を出して迎えに来てくれていました!現地での移動を全て(2日目の移動も)まかなって下さるとのこと!ありがたいですね~(もちろんガソリン代,高速代は自己負担です)。

ワゴン車に先導されること30分でくりこま杉協同組合に到着。アンビエックススタッフ,現地集合の方々と合流し開会式のあと早速工場見学となりました。

■工場見学・燻煙乾燥プラント

工場見学では,まず燻煙乾燥プラントを見学しました。感想としてはとにかく大きいことにびっくりしました。もっと炭焼き小屋みたいなイメージでいたのですが,実際はまさにプラントという感じでした。プラントは454型で80から100立方の材の乾燥が可能とのことでした。

燻煙乾燥の一番のキモは端材,チップ,かんな屑などの本来は捨てていたものを燃料(バイオマス燃料)として利用している点だそうです。重油などを使用する場合にくらべ1回の乾燥につき80万円程コストが安くすむそうです。化石燃料を使用しないため環境負荷も少なく,かつ,科学物質汚染もありません。さらに,大量の木酢液がとれます(1000L×4本)。

このあたり,循環型社会の構築を目指すエコビレッジに最適の材だなと思いました。

実際の燻煙乾燥の行程ですが,まず製材された材を桟にのせ重ねて積み上げます。これらをプラントに入れ大体15日前後燻煙するそうです。燻煙する時間は,端材やチップなどを入れる量で決定するそうです。これは職人わざですね。何せ,燃え尽きるまで蓋を開けることはできないそうで,途中でもう少し燻煙しようとか,もう止めようといったことができないそうです。

燻煙によって含水率は概ね半分に,60%のものは30%程度になるそうです。これではフローリング材の基準である10%以下に達しないため,自然乾燥や人工乾燥を追加するそうです。燻煙乾燥のみで乾燥しきれないというのが目下のところジレンマであると思われました。

しかし,木の持つ調湿作用を失わず,防虫,防カビ,防腐能力をノンケミカルに添加できる「バイオマス燃料による燻煙乾燥」の技術はすばらしいなと感じました。

■鶴川の材

次に,製材所に向かう途中で,鶴川から送った材を確認しました。私は伐採時も見学していたのですが,その時のイメージと比べてなんか乾燥して縮んだ?様な気がしました。基本的には丸太のままでしたが,これは,使用する用途(例えばテーブルとかいす)によって製材方法が違うためだそうです。ですので,何に使うか先に決めないといけないことが判明しました!今後の総会での検討事項ですね。

■製材工場見学
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最後に製材工場を見学しました。丸太を柱状に加工するための機械をまず,見せていただきました。しかも,運転席?からです。

丸太が順番に送られてきて,赤外線で切断線を引き両側をいっぺんに切断します。そして丸太(もう丸太じゃない?)を90度回転させて両側を切断し出来上がり!です。

この工場では通常の製材所の10倍のスピードで製材するそうです。スピードアップの秘訣は通常1面ずつの切断を2面いちどに切断できるこの機械の恩恵に加えて,同じサイズのものをある一定期間内加工するという方式で効率アップをはかっているそうです。

次に、燻煙済みの材をフローリング材に加工する行程を見学しました。

機械に通して加工していくのですが,節の部分は専用のパテで埋めて手作業でヤスリをかけるそうです(ストッキングなんかが引っ掛かってしまうため)。

「基本的にはパテでうめなくても使えるんだけどね」というお話を伺い,聞いてみました。パテうめしない状態での出荷も可能ですか?と・・もちろん可能です!と力強いお返事を頂きました。

それにしても,皆さん,フローリング材の見学は熱心でした。やっぱり,直接「じぶんち」に使う状態になっているものは気になりますよね~。あと,子供達はあちこちに山済みになっている端材をもってっていいよ~といわれ大喜びでした。

我家も夏休みの工作用に何枚かもらっちゃいました。

てな具合で,時間がぁ!・・という相根さんの声に押され,後ろ髪を引かれつつ山の見学へと一同出発しました。

■伐採見学

工場見学のあと全員で山へブブーンと移動し,まず伐採の見学に。到着したとたんにカンカンデリだった天気が怪しくなり雨模様に・・。フフフ,こんなこともあろうかと我家は全員分ちゃーんとカッパを持ってきたのだ。じゃあ,とっとと出せって?無理無理,だってカッパはブルーシートで梱包されて車の屋根の上だから・・って意味ないじゃん!!結局他の方に傘をお借りしました。

で、伐採ですが,50年から55年生の杉を実際に伐採する現場を見学しました。

しかも,エコビレッジを代表してKさんが楔を打ち込む役を担当しました。

巨大な木が伐採されて,しかも倒れていく様は雄大で感動的でした。

さらに,この伐採した木が実際にエコビレッジ鶴川で使われるとのこと。まさに,木材のトレーサビリティが確立されているなと感じました。

次に,伐採した木材の枝打ちやある程度の長さに切断する作業を見学しました。かつては全て手作業で行っていたそうですが,現在は高性能林業機器が用いられていました。

作業効率の向上はもちろんですが,この機械のおかげで事故が減り,若い人が山へ帰ってくるのに一役買っているそうです。

機械自体はパワーショベルの様は形をしていて,木材をがっちりと掴みます。掴んだまま材をスライドさせ,長さをはかりつつ枝を払う作業を行います。長さを計測したらチェンソ-で切断します。

これらの作業がすべて一つの機械で可能です。見学時,チェンソーで材を切断する際,木屑が子供達のほうへちょっとかかったのですが大騒ぎで楽しんでおりました(キャーキャーいってました)。

■植林体験
伐採見学のあと,今度は伐採済みの斜面への植林体験を行いました。はじめ少し雨が弱まるまで待とうと木陰で雨宿りをしました。木陰というのは本当に雨宿りできるのですね。ちょっとびっくりしました。もっと濡れるかと思っていましたので・・

さて,植林作業は「こくわ」で地面を掘り返して30センチほどの深さの穴を掘ります。1年くらい育てた苗木を穴の中に入れて土をかけ,まわりを踏み固めます。

この時,根を丸くまとめて,ゴミが入らないように注意します。その辺に落ちている葉や枝も「ごみ」になってしまい,根が腐る原因になってしまうそうです。これらの点に注意しつつ,いっこうにおさまらない雨に打たれつつ,みなさんで植林しました。

一人10本くらいの苗を植えて終了となりました。

はじめは,大変な作業だったのですが,やっているうちに楽しくなり,もっとやりたいなーというところで終了となってしまいました。

「これらの植えた杉が伐採の時期を迎える頃にはおれたちもお父さんも多分この世にはいないなー」という職人さんの言葉を聞いて,林業ってのは悠久な世代を越えた仕事なんだなーと実感しました。仕事が世代を超えて繋がっていくというのはなんだか不思議な気がします。是非また,成長した木々をみるためにくりこまに行きたいですね。

それにしても,伐採と植林の時に限って雨が降らなくても・・とぼやいていると,「雨が降った方がね,根が定着しやすくて育つ確率が高くなるんですよ」とすてきな言葉をかけて頂き,いやー雨降って良かったと簡単に思い直した次第です。

次回は1日目 夜の勉強会の報告です。

(文・かわちや)
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【第7回総会】

2005年07月24日 | 建設組合の様子
小雨の中の蒸し暑い総会となった。季節柄、蚊が多く、子供たちがぷくぷくと蚊にやられていた。

議題は
1.新メンバー紹介
2.理事会報告
3.前回総会の議事録解説、事業スケジュールの確認
4.近隣説明経過報告
5.専用使用権等について
6.防犯設備に関する検討
7.温水ソーラーの説明
食事
8.近隣の方のご挨拶
9.共用部分に関する検討
10.部会報告
11.その他

■温水ソーラー
午前の終わりに、ソーラー温熱器の説明が会社の方からあった。
協伸サンテック
http://www.kyoushin-suntech.co.jp/

製品がガラスとステンレスだけでできており(プラスチック等がなく)、施工の腕も信頼できるので、アンビエックスでも採用しているとのこと。設備の説明は以下のサイトでも。
http://www.kyoushin-suntech.co.jp/taiyounetsuonsuiki.htm

以前普及した古い形とは変わってきているが、太陽熱を利用しているという点は同じ。
違いは、屋根の上にタンクを載せていないので、集中的な荷重はかからない点。
また、水が空気に触れることがないので、菌の発生がない。
ソーラーの温水器は90度近くまで上がる。
スカイブレンダーを設置して、給湯器につなぐ。
温度が高すぎれば水を混ぜてくれるので、自動湯はりなどの機能も使える。
冬場でも温度があがる。それは太陽の熱ではなく、光を利用しているから。
お湯を作るガス代の70%をまかなえる。
CO2削減効率が一番高い。82%を熱変換している。
かける費用に対して、効果が高く、8年くらいで償却できる。
ガラスとステンレス以外使っていないので、腐るものがない。20年以上使うことが可能。
メンテナンス費用は、2~4年に一回12,000~15,000円かかる。
初期投資については、つけていただける方が多ければ多いほど、値段も下がってくる。
10件以上なら半額近くになる可能性もある。
国からの補助が出る。25,665円×2の補助金が出る。
欠点は、初期コストがかかること。(2パネルで50~70万円程度)
現状、鶴川では数戸のみが希望しており、価格は80万円前後となりそうだが、もし10戸以上など注文がまとまれば、半額近くまでディスカウントされる!!!
何世帯かの方が熱心に質問されていたが、それ以外にも心が動いた人もいるのではないか。私はその一人だ。誰か、この指とまれをやってくれないだろうか。。

■共用部分
今回の総会で時間をとったのは、防犯設備、また共用部分である。

防犯設備については、前回の議論を踏まえて、防犯カメラをどうするかについて、みなで意見を出し合った。実際の決定は今後改めて行うこととなっている。

また共用部分については、集会室の機能についてもう一度議論し、コンロやコンポストトイレの是非について話し合った。

防犯も集会室も、要は機能は充実させたいが、それが各戸の負担に跳ね返るという部分を同考えるか、がポイントなのですね。

それから、、とうとう建物外観図や通路のイメージ図がでてきた!さらにアンビエックスより外壁材料に予定している焼き杉とガルバリウム鋼板を持ってきていただいて、これが外壁になるのか・・・と拝見した次第。ガルバリウム鋼板はシルバーの波型の板で、「味気ない」という意見も出た。

それからそれから、「近隣の方」として町内会の方の代表がお見えになった。こちらに越してきた頃のことから話し始められた。このあたりは昔はもっと自然にあふれていて、子供を育てるには最高の環境だと思っていたとのこと。

エコヴィレッジの私たちはいわば開発して入ってくる新住民なのですが、鶴川のそういう条件は大事にしていきたいなと思いました。

と今回も盛りだくさんの内容だったが、まだまだ大事なことがあったかもしれない。みなさんよろしく。というのも、私はまた縁側で子供を見ていまして、かつ蚊を叩きながらの参加で不十分な理解なのです。(じゅん)
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