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先端領域の知を創出するには

2006年06月18日 | 人材育成
最近は,産学連携や知的財産がキーワードとなっている。

これを受けて,産学連携学会や知財学会が設立している。たまたま連続した日程で開催されていたので,顔を出してきた。

ここで,沢山記事にしたいことがあるが,知財学会では妹尾堅一郎先生の講演が印象に残ったので,ちょっとまとめてみた。

教育方法としては,いろいろな言葉で表現されることがあるが,妹尾先生の提唱されていることは,知識の一方通行ではなく,議論を主体にした気づきと学びの促進を積極的に促すことであるとのことである。

従来は,知識伝授型であった。「教える・教わる」による一方的な知識移転である。

次に,情報化社会になると,知識を学ぶ人を知識を授ける人が支えていく,学習支援型になると言う。

さらに,先端的な専門職を目指す社会人教育の場は,お互いが持っている知識と経験を活かし合う場でなければならない。そこで登場してくるのが,自学自習する人々が相互に関係しながら,「学び合い,教え合う」という,互学互修というコンセプトとなるのだそうだ。

この「互学互修」は,これから必要な教育手法であろうことは良くわかる。しかし,これを効果的に進めるための方法論も必要になってくるのではないか。講演の中では,残念ながら時間の関係で省略されたが,いろいろあるそうである。

知的創造立国と標榜するわが国において,知財を創出するための人材育成についても,合理的な教育モデルが普及していく必要がある,・・・・と言うことを痛切に感じた講演だった。




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