栄子ママの箏だより

時々お箏のお稽古をしています。

ようこそ! 『栄子ママの箏だより』にお越しいただきありがとうございます。

2005年の夏、ふとしたご縁でブログを書き始めました。
今までお世話になった方たちに近況報告のつもりでほぼ毎日更新しています。
<坂の上の雲>の街に住んでバタバタと暮らしている<栄子ママのこと>を書き加えていきたいと思っています。

記念日

2007-07-26 11:44:28 | お箏
7月26日:二女の誕生日です
私の出産記念日として祝ってくれる人もいて
嬉しい一日です

 先日、見立てた
浴衣と下駄、試しているところをカシャ! 
気に入ってくれたようです

5月25日の削除できないメール
私から二女へ
東京は、雨。ママの心はピカピカ
お留守番本当にありがとう 会いたい方に会えた。
今夜、帰ります

二女からの返信
こっちも雨です 今日はバイト朝からラストまでよ
ママの心がピカピカになって何よりです
気をつけて帰ってね

 午後の数時間、尺八の先生とお稽古の
約束がありますので行って来ます
♪里の暁  ♪ままの川

書き足しました

【里の暁(さとのあかつき)】

梓弓(あづさゆみ)いる方ゆかし夕月の、匂へる春も橘も
  夏来にけらし一声は、山ほととぎす鳴きすてて

あやめも知らぬ烏羽玉(うばたま)の 闇夜を照らす蛍火の
  その影さへも陽炎(かげろう)の たちまさりたる思ひ寝の

亡き魂返す唐土(もろこし)の その故事(ふること)の忍ばれて
  空だきならぬ煙の末も 妙にかほりし雲の端の
いづち行くらん短夜(みじかよ)の空                                           

 梓弓を張ったような夜半の月が少しずつ山の端に入っていく
心引かれる   橘の花も香り 夏が来たのでしょう
山ほととぎすが 一声鳴いて飛び去っていく
真っ暗な闇を照らす蛍の光がほのめいて 
陽炎が立ち昇っているように見える

亡き人の在りし日の面影をたどる夜が多くなった
反魂香を焚いて亡き人の魂を招いたという 中国の故事も
しのばれる (漢の武帝が亡き李夫人の魂を呼び返したという話)

ここに焚かれている空だきの反魂香ならぬ蚊遣り火の
煙の立ち上る先も、不思議なほど美しく香りとともに
雲の端の、どこに行き着くことができるのでしょう
もうすぐ明けてしまう夏の短い夜空で
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