カンボジア経済

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2021年10月04日 | 一般
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新型コロナ カンボジアの状況 10月4日 コロナとの共生に向けて

2021年10月04日 | 経済
 カンボジアの新型コロナウイルスの感染状況は、ワクチン接種の進展に伴い市中感染は減少傾向にありましたが、デルタ株の感染確認が増加中で、感染拡大が懸念される状況です。10月3日の保健省の発表によれば、死者は累計2383名(9月26日から140名増)です。累計陽性者数は11万3256名(同4169名増)となっています。治癒数は10万4408名(同3753名増)です。先週の新規陽性者のうち、市中感染は3721名、海外帰国・入国者の新規陽性は448名でした。タイからの帰国者を中心にデルタ変異株の感染拡大が進みつつあります。
 報道によりますと、フン・セン首相は、ワクチン接種の大幅進展を背景に、新型コロナの抑え込みから、新型コロナとの共生(live with COVID)への政策転換を指示したとのことです。検査については、有症者へのPCR検査を重視し、抗原検査による陽性者等は調査・統計から外れることとなり、保健省発表の1日当たり陽性者数は激減しています。また、シェムリアップにおける厳格な規制であったレッドゾーン指定は解除されました(但し、夜間外出禁止やアルコール類の提供・販売禁止等の規制は継続)。他方、実行が伴っていなかった飲食店頭でのQRコードを利用した訪問登録や来店時のワクチンカード提示等を強化していくとしています。観光業界からの突き上げもあって、カンボジアはワクチン接種済外国人観光客の早期の受け入れを模索しており、観光再開に向けてもこうした政策転換が必要と考えているものと見られます。
 9月29日、保健省は、10月5~7日のプチュンバンの連休での感染拡大を危惧して、連休明けに従業員に対して抗原検査を行うことを指示しました。プチュンバンはカンボジアのお盆で、多くの人が帰省し、お寺めぐりをします。既に、一部のお寺でクラスターの発生が確認されていることから、お寺での集まり等の行事は禁止されており、更に規制が追加されたものです。
 9月27日、日本政府は、ワクチン接種証明書を保持する帰国者に関する入国規制の緩和を決定し、10月1日から適用しました。残念ながら今回の決定では、カンボジアは緩和対象国となりませんでしたが、今後の更なる緩和の際に対象とされることが期待されます。
 カンボジア日本人会等のご尽力により実現した在留邦人への日本製のワクチン接種は、10月8~9日に2回目接種、10月10~11日にブースター接種がプノンペンの国立母子保健センターで実施される予定です。今回は、一部地方での接種も実施される予定ですので、詳細の通知にご留意ください。
 ワクチンについては、世界的に見ても早いペースで接種が進んでおり、「カンボジアのワクチンミラクル」と呼ばれ始めています。10月2日現在で、1342万4971人(うち12歳~17歳176万2587人、6歳~11歳175万1625人)への第1回接種を完了しています。これは、カンボジアの人口(約1600万人)の83.9%に相当します。成人(18歳以上約1000万人)への接種について見ると、既に目標の99.1%に第1回接種を、94.7%に2回目を完了しています。なお、中国製ワクチンの効果が不十分であることから、ブースター接種(3回目)を行う方針です。優先対象者(医療従事者、60歳以上等)から開始されており、10月2日現在90万1907人が3回目接種を完了しています。一般向けのブースター接種も10月11日にプノンペン都から開始される予定です。
 カンボジアでは、感染拡大に歯止めをかけるために4月にはプノンペン等のロックダウンに踏み切る等、厳しい規制を行ってきましたが、緩和の方向となることが期待されます。ただ、引き続き様々な規制があり、州毎に状況が異なっていますので、日本大使館のサイト等を十分にご確認ください。なお、カンボジアは、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念がありますので、引き続きマスクやアルコール消毒といった対策の継続が必要と見られます。
(写真は、地場のソリアショッピングモール。規制が長引き、シャッターが閉まっている店も多い。9月27日撮影)

カンボジア日本人会のフェイスブック
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在カンボジア日本国大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000431.html


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