中学校でのエコ・スクールンの様子を取材いたしました
【教科名】総合的な学習の時間 【分 野】自然・環境 【単元名】探求学習「自然・環境」コース
【講師】エコ・スクールン講師 萩原 利夫さん
十二月田中学校の3年生(223名)が9コースに分かれて探求学習に取組みます。
今回「エコ・スクールン」で「自然・環境」コースの導入部分を担当しました。
地球温暖化について・人間とエネルギー
まず地球温暖化のしくみや現状をNASAの写真やIPCC(気候変動に関する政府間パネル:国際的な専門家でつくる、地球温暖化についての科学的な研究の収集、整理のための政府間機構)(※萩原先生は地球温暖化防止活動コミュニケーターでもあります)の資料をもとに解説いただきました
平均気温が0.85度上がったことによる世界中の自然界への影響、このままだと・・・・
今後2100年までに平均気温の上昇を2度までに抑えることがどれだけ大変で重要かといったお話
人間とエネルギーについて
人間はすべて宇宙のエネルギーで生きていて、全体的なエネルギー収支はゼロであるということや、化石燃料を燃やすことで昔のCO2を排出しているということ。
さらに、先生自作の資料をもとに「探求したいものを決めるきっかけづくり」のヒントを説明いただきました
講義の感想を書く時間には・・・
生徒達がそれぞれに資料のいろんなページを参照していたり、資料にたくさんのメモを書き込んでいる生徒がいたりと感心しました
「『一方的な考え方では解決しない、あらゆる考え方があって、それらを理解していくことで持続可能は社会への構築につながる』という前提で、課題設定をしていきましょう。テーマは『○○について』ではなく『○○するには私たちに何が出来るか』という感じで自分の意見がかけるように」と萩原先生からのアドバイス
各グループに分かれて、テーマ決めと資料集めなどの作業に移りました。
現時点でヒアリングした、グループ別テーマの検討内容はこんな感じでした
・海の生態系 ・シロクマと地球温暖化 ・ホコリを防ぐことは可能か ・異常気象の現状と対策 ・CO2を減らすためには ・ごみ問題について ・「スマートライフおすすめBOOK」をみて検討中のグループも
他のコースも含め、学年統一フォームのプリントを数か月かけて仕上げるようです。
後日・・・講義に関する生徒達の感想も届きました ちょっとだけご紹介
今まで地球温暖化についてあまり深く考えたことはなかったけど、今日お話を聞いてこのまま放置を続けたらかなり深刻な問題になってしまうのだと思いました。(中略)今できる事を少しずつやって、少しでも地球の環境が良くなるといいと思いました。
エコライフDAYというものが今の私たちにとってどんなに大切なのかというのが本当によくわかりました。・・・(中略)その日だけではなく、毎日、みんながやっていけば地球温暖化を少しでもおさえられるのだと思ったので家族とともにやっていきたいとあらためて思いました。
人間とエネルギーの強い結びつきも学ぶことができたので、発電などについて今後もっと詳しく知りたいです。
前よりも自然や環境への捉え方が変わったように感じました。
今回の講義をきいて、テレビとかでは見たことのない現在のままの2100年の気温を見たとき、最高気温が自分のうちのお風呂の水温より高くて驚きました。台風も過去最高のハリケーンとあまり変わらなくて驚きました。
夏休みには是非、朝日環境センター・リサイクルプラザ4Fの川口市地球温暖化防止活動推進センターへも資料探しや質問に来てください
12月には学年発表会、私も見に行きたいな(渡辺)
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