こんにちは
川口市地球高温化防止活動推進センターの浅羽です
東日本大震災から今日で5年。
センターが入っている朝日環境センター・リサイクルプラザでも震災が発生した時間に放送が流れ、1分間の黙祷を捧げました。 あの日、川口市内も大きく揺れ、その後の福島第一原子力発電所大事故により、川口を含む首都圏は計画停電となりました。今でも、「節電のため」という表示をあちこちで目にします。
東日本大震災の後、節電は確実に定着しています。
このグラフは、夏季(8月)の主に家庭用に使われる電力(=電灯電力)の推移を表したものです。
震災前の2010年と比較して、2011年は14.8%減、2012年は9.6%減、2013年は6.7%減、2014年は12.9%減と、使用量は確実に減っているのがおわかりいただけるかと思います。2015年8月も、10.1%減でした。
そしてこちらは冬季(2月)のグラフ。
夏と同様、冬も減っていますね。
(出典「家庭で取組む節エネガイド2015」(全国地球温暖化防止活動推進センター発行)より。詳しいデータは、電気事業連合会ホームページの「電力需要実績」に掲載されています。)
原発事故により、故郷に帰れずにいる人たちはまだまだたくさんいらっしゃいます私たちに何が出来るのでしょうか
エネルギーを太陽光や風力など再生可能なエネルギーにしていくこと
毎日の生活の中でムダな電気を減らすなど「節電」に努めていくこと
これからも、無理のない範囲でエネルギーを大切に使っていきたいですね
節電に関しては、節電ポータルサイト「節電.go.jp」というものもありますよ
余談ですが・・・
昨年の秋に、銚子に行ってきました。宿泊したホテルの隣に、今は使われていないホテルが…。震災後の風評被害によりお客さんが減り、続けていけなくなったそうです。こんなにきれいな海なのに・・・知り合いにも、福島から川口に避難してきているご家族がいらっしゃいます・・・。せめてエネルギーを大切に使いながら、もうあのような事故が起こらないよう祈るばかりです。
「花」
私たち人間は、便利な生活を手に入れましたが・・・はたしてこのままで良いのだろうかと考える今日この頃です。自然と共に、モノやエネルギーを大事に、そして何よりも大切なのは人間、ということを忘れずにいたいと思います