2008年10月より、国内でもCO2排出量取引の国内制度が試行されます。制度の是非についての議論はあるものの、こうした取り組みの前提として企業が自らのCO2排出量を開示してく方向にあり、CO2排出量という形で企業のエネルギー負荷が明らかになることはよい方向であるとEcoCaプロジェクトではとらえています。ただし、業種・業態によってCO2排出量は異なることなどを考えると排出量の絶対量だけで議論するのではなく、なんらかの指標が必要ではないかと考えています。
そこでEcoCaプロジェクトでは、経済的指標とCO2排出量を組み合わせた指標を公開することにしました。その第1弾として提示するのが、 EcoCa INDEX 1.0 です。
EcoCa INDEX 1.0は「売上高」÷「CO2排出量」というシンプルな指標です。具体的にはCO2排出量1トンあたりのその企業の売上高とします。この指標の利点は企業規模によらず、環境経済効率を比較できることにあります。中小企業にも排出削減の努力が求められつつあります。EcoCa INDEXを使えば環境経済効率の観点で企業規模の大小によらず、比較することが可能になります。
今回は、2006年度の売上高とCO2排出量のデータがそろっている企業数社をCO2排出量対売上高でプロットしてみました。下図のグラフの傾きがEcoCa INDEX 1.0になります。食品業や情報・通信業のINDEXが高く、電気機器や輸送機器が続き、電気・ガスの業種が低くなることがわかります。

温室効果ガス算定排出量については「地球温暖化対策推進法にも続く温室効果ガス排出量算定・報告・好評制度による平成18年度温室効果ガス排出量の集計結果」(経済産業省・環境省)に基づいています。
企業の売上高(2006年度)については企業価値検索サービス「Ullet(ユーレット) 」を活用しました。
今後は業種ごとのランキング等を公表していく予定です。
byEcoCaプロジェクト M.Takano
そこでEcoCaプロジェクトでは、経済的指標とCO2排出量を組み合わせた指標を公開することにしました。その第1弾として提示するのが、 EcoCa INDEX 1.0 です。
EcoCa INDEX 1.0は「売上高」÷「CO2排出量」というシンプルな指標です。具体的にはCO2排出量1トンあたりのその企業の売上高とします。この指標の利点は企業規模によらず、環境経済効率を比較できることにあります。中小企業にも排出削減の努力が求められつつあります。EcoCa INDEXを使えば環境経済効率の観点で企業規模の大小によらず、比較することが可能になります。
今回は、2006年度の売上高とCO2排出量のデータがそろっている企業数社をCO2排出量対売上高でプロットしてみました。下図のグラフの傾きがEcoCa INDEX 1.0になります。食品業や情報・通信業のINDEXが高く、電気機器や輸送機器が続き、電気・ガスの業種が低くなることがわかります。

温室効果ガス算定排出量については「地球温暖化対策推進法にも続く温室効果ガス排出量算定・報告・好評制度による平成18年度温室効果ガス排出量の集計結果」(経済産業省・環境省)に基づいています。
企業の売上高(2006年度)については企業価値検索サービス「Ullet(ユーレット) 」を活用しました。
今後は業種ごとのランキング等を公表していく予定です。
byEcoCaプロジェクト M.Takano