豊洲海老ブログ

東京豊洲の佃林(つくりん)の公式海老ブログ。東京都中央卸売市場のエビの情報を発信します

甘えびの心配

2021-08-21 13:35:32 | 甘海老
豊洲市場の佃林です。海老専門の仲卸です。扱っているものは海老だけではないのですが、海老は、活きた車海老・伊勢海老・オマール海老、生の甘えび・ボタン海老・シマエビ・白海老・桜海老・芝海老、冷凍のブラックタイガー・フラワー海老・アルゼンチン赤海老・バナメイ海老等々、各種あります。車海老は国内の養殖が成功していて、主に九州沖縄方面の養殖場から各地時期をずらしてくるので、年間を通じて入荷しています。生の海老、各産地から来るのですが、物によって漁場がある程度限定されています。今、心配なのは甘えびです。この数年、良いものが少なく、値も高いことが多いです。産地は主に北海道から、日本海側の寒い地方です。傷みやすいので、東京に来るようになったのも比較的新しいです。ですから、昔の江戸前のお寿司屋さんでは使いませんでした。理由は簡単。東京まで運ばれてこなかったからです。流通のスピードと温度管理などが良くなったので、運ばれてくるようになったのです。比較的新しいとは言っても20年以上にはなると思います。では、車海老はどうか、というと、車海老は今はほぼ九州沖縄の養殖場から来ますが、4~50年前には東京湾で天然の車海老が獲れたのです。それで、江戸前のお寿司にはそれを茹でたものを使う、というのが普通でした。海老は傷みやすいので、生の海老は使いませんでした。
甘えびは、ながいこと、安くて美味しい、という位置付けの海老でした。今でも、甘えびはいわゆる高級品ではないと思います。しかし、特にこの数年、良いものが少なくなってきています。小さくて、痩せていて、色もあまりぱっとしない。そんな海老の入荷が増えているのです。甘えびは獲れる地域も広いですし、たくさん獲れるので、なかなか資源の保護という動きがしにくいと思います。でも、このままでは将来が不安に思えるのです。
写真は今日の入荷、北海道の寿都の甘えびです。良い大きさで、色もきれいです。安くはないです。このようなものが、以前はもっとたくさん入荷していたのです。




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水産仲卸売場棟1階ニ039〜042
電話0366335327

事務所 江東区豊洲6-6-1
管理施設棟404
電話0366335328



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