エ・ビ・ス Eco Business Study

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エコロジー・ビジネス・スタディ

「エコ通勤手当」を新設した富士通アイソテック

2009年07月23日 11時36分46秒 | エネルギーがいる
マイカー通勤からCO2の排出削減に繋がる自転車や公共交通機関の利用に
転換する「エコ通勤」の有効性の検証するため、環境省は、
今年秋民間企業などと連携して自転車で通勤する社員に対して
特典に交換可能なポイントを付与するという、実証実験を始める予定だ。

それより一足早く、民間でも「エコ通勤」を推進している企業も増えてきた。
その一社が福島県伊達市に本社を置くパソコン関連製品製造の
富士通アイソテック

同社はこの度、福島県内で初めて、省エネやCO2削減に向けて、公共交通や自転車、
徒歩など環境に優しい交通手段利用の通勤への転換を促進すべく
「エコ通勤手当」を新設した。

手当の対象は半径1.8キロ以遠に住む社員で、今まで行ってきた
ガソリン代補助を廃止し、徒歩や自転車での通勤に切り替えた場合、
距離に応じて手当を支払う。

金額的には、ガソリン代補助とほぼ同額で、月数千円程度になるという。

又、同時にガソリン代補助はしないものの、今まで認めてきた
1.8キロ以内に住む社員のマイカー通勤を行き帰りに保育所送迎や通院などに
使う場合を除き一切禁止する事も決定した。

因みに、同社の社員数は805人だが、その85%にあたる692人が
マイカー通勤だという。
そのうち、手当対象の1.8キロ以遠に住むマイカー通勤の社員は575人と
殆どがマイカー通勤といっても過言ではない数字だ。

まあこういった企業って結構交通が不便な所にあるからマイカー通勤が
多いのは当然と言えば当然なんだろうけど。

この施策について、「さまざまな業務の中で環境問題に取り組んできたが、
さらに一歩進めた。駐車場借り上げ料の削減にもつながる」と同社では話しており、

又、この「エコ通勤手当」効果については、3年後にはマイカー通勤が
140台減少し、CO2削減効果は年30トン以上になると見込んでいる。

と言うことは、マイカー通勤者は20%減ると言うことになる。
マイカー通勤者にも諸々の事情があり全員と言うわけには行かないと思うが、
これが目標なら少ない気もする。
せめて半分くらいになるよう推進して欲しい。

尚、現在この手当に申し込んでいるのは5人だそうだ。
うう~ん、この数字どうなんでしょうか?




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